ayana





日向



日向神社










日向薬師



















日陰道







浄発願寺










石雲寺









ayana
 オリジナル球体関節人形 52cm 2009 mod.2021
  主材料はラドール、その他ウイッグ、グラスアイなど。塗装はリキテックス、Mr.カラーなどで着色した後に高耐久ラッカー及びウレタンでコーティング。
 11年前のオリジナル球体関節人形をリメイクしました。見る方向によって表情が変わるところがおもしろい娘です。



2021.12
camera: Panasonic LUMIX GX8 + M.ZUIKO DIGITAL 12mm-50mm / graphic tool: S ILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.10 + Ichikawa Daisy Collage 10
 11月から12月の初旬にかけての紅葉シーズンには、丹沢大山国定公園にはたくさんの人々がやってくる。やはりそのなかでもいちばんの人気なのは
大山寺とその周辺で、土日のケーブルカー乗り場には長い列ができる。



 一方で今回訪れたのは日向というところ。地図上では尾根を挟んで、大山ケーブルの反対側です。こちらは比較的静かで、秋の里山の風景をのんびりと
楽しみながらお散歩できる。

 

 その日向地区の中心的な存在と言えるのがこちらの日向薬師です。
 行基が716年頃に開創した日本三薬師の一つで、ご本尊の薬師如来像ほか、多数の国の重要文化財を見ることができます。右画像は樹齢800年と言われる
幡かけ杉です、天に向かって高く伸びているのは分かるけど、その先端は見えない。そしてカメラにも全部が入らない。(県の重要文化財)
 こちらは本堂もすごいけど、それを取り囲む樹林や参道からも歴史の重みや迫力のようなものを感じます。



 日向川に沿って集落は続いているのですが、こちらはその途中にある浄発願寺というお寺です。開山は1608年とそれほど古くはないのですが、
古都の寺のような風情がある。
 この写真を見せて「京都に行ってきたよ。」と言っても皆頷いてくれるような気がする。
 こちらのお寺は元々、日向川のもっと上流の一ノ沢というところにありました。その開山にあたっては徳川家康が関わり、尾張徳川家や佐竹、
藤堂といった大名家からも厚い信仰を受けていたということです。
 ところが1938年の台風では山津波が起こって、お寺はやむなく現在の地に再建されることになりました。
 そしてもともとの場所は「奥ノ院」となり、現在も弾誓が修業したという岩屋や尾張徳川家、佐竹、藤堂といった大名の墓地が残されています。
 ここは時間的な余裕があったら行ってみると良いです。空気が違う、しんとして重い感じがする。



 集落の途切れたさらに上流にある石雲寺というお寺です。
 ここは知られざる紅葉の名所。行ったときにはまだ3分といった感じだけど、おそらくは12月の第2週ぐらいには真っ赤に染まっていると思う。
 そして境内には壬申の乱(672年)に敗れた大友皇子を祀る石造りの五重の塔がある。
 お寺自体は新しく建て替えられたものだけど、その歴史は長い。(創建は718年)

 日向は全国的にはあまり知られていないし、地味なところではあるけれど、歩いてみる価値は十分にある場所です。



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