hitomi




冬の訪れ



<藤枝 上青島の一里塚あたり
















<大井川>



















<秦野市立図書館>













<花菜ガーデン>


















  hitomi(TBLeagues45 ヘッドリメイク 26cm 2021 )  


2023.01
camera: Canon Powershot G9X Mk.2 / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro 7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



<藤枝 上青島の一里塚付近>
 実家に帰ったときも、時間があればお散歩する。
 この日は昼前には雨が降り出すという予報だったので、夜明けの時間帯から歩き始めました。
 よくあることですが、天候が急変する直前というのは何か空の景色がドラマチックになることが多いです。この朝もそうでした。沸き上がった雲が様々な色に染まって、
何か恐竜のいた時代の空みたいです。 (もちろん見たことはないですが)

 

 旧東海道の松並木を歩く。このあたりはちょうど上青島の一里塚あたりです。東京より五十一里とある。
 少し歩くとスーパーボランティア尾畠春夫氏のパネルがありました。2019年に東京都内の小学校での講演を終えた後、自宅のある大分県日出町までの1100kmを
「世界のこどもたちの幸福をねがう旅」と題して徒歩の旅に出た。その道のりの一部がここだったらしい。
 ただこのパネルにあるように、多くの人々やマスコミに囲まれて道路が渋滞するほどだったので、この先の浜松で旅を断念せざるを得なくなったという話も聞きました。

 尾畠さんというと、周防大島町で行方不明になった1歳の男の子を見つけ出して一躍脚光を浴びることになったんだけど、本来そんなことを狙っていたわけじゃなく、
ずっと長い間地道にボランティア活動を続けてきた人です。
 おごらず、ただ困っている人の手助けをする。謝礼を受け取ることなどは決してせず、活動中は車中泊で一切人に頼らない。
 尾畠さんのインタビュー番組を見たことがあったけど、子供のころからかなりの苦労人だったらしい。ボランティアをする理由を「子供のころからずっと生かされてきた。
そのほんの一部の恩返し」と語っていました。
 本当に真っすぐな人だと思った。こういう生き方はなかなかできない。
 終わりに、いったいいつまでボランティアを続けるのかを聞かれて、「もう81歳だし、そんな長いことは出来んでしょう。まああとせいぜい50年ぐらいかな。」
 こういう人をヒーローっていうんだろうと思う。
 この日は少しして雨が降り出した。 



<大井川>
 実家の静岡に帰ったときも、早朝のお散歩は欠かさない。
 たださすがにこの季節になると日の出が遅くなって、朝ご飯前に帰ってくるつもりなら1時間ぐらいしか時間が取れません。



 この日はようやく東の空が明るくなり始めた5:40に出発、この日は大井川の幅広い河原を歩いた。
 上空の高層雲、低気圧の去った後に残された低層の雲、そして川霧が様々な色に染まって、ちょっと不思議な色合いに染まっていた。
 高層の雲は、明らかに寒気が下りてきていることを示している。少し寒いけどこの日はとても良い天気になりました。



<秦野市立博物館あたり>
 昨年はブログの方でも、ずっと「鎌倉殿の13人ゆかりの地を訪ねる」という旅の連載していました。

 

 源氏は三代で途絶えることになるのだけど、最終的には実朝の首は秦野市の北部、田原の地に運ばれ、当地を所領としていた波多野氏によって丁重に葬られることと
なりました。その後、波多野氏は実朝の御霊を弔うために金剛寺を建立することとなります。
 さて秦野市には「はだの歴史博物館」という施設が桜土手古墳公園内にあり、昨年末「鎌倉時代の秦野」という企画展を開催していました。
 内容としては、鎌倉時代の秦野の状況と波多野氏を中心とする歴史上の人物について解説するというもので、あわせて自分たちが行ったときには放映中のNHK大河ドラマ
「鎌倉殿の13人」のパネル展も行われていました。
 この日は天気の良い日でした。
 そして帰り道、秦野市立博物館あたりの紅葉はすごかった。嘘のような鮮やかな配色に、もう大感動でした。



<花菜ガーデン>
 年末、新型コロナについに感染し、しばらくは遠出しないで身近なところで遊ぶことにしました。ということで久しぶりに花菜ガーデン(平塚市)へ。

 

 お正月のデコレーションもしているけど、さすがにこの季節は咲く花も少なく、訪れる人も少ない。
 それでもけっこうフォトジェニックな空間なので、自分のようにお人形やフィギュア、ぬいぐるみなどを持ち込んで撮影している人をよく見かけるようなところです。
DOLLなどの撮影スポットとして、結構知名度は高いのかもしれません。
 今、太平洋側でこういったフラワーパークを訪れるなら、スイセンや早咲きの梅など、微かに咲き始めた春の気配といったものを探すのも良いけれど、もっともっと
ストレートに「枯れた景色を楽しむ」というのが私のおすすめです。
 この日はまだまだ暖かった。
 霜柱がパリンパリンに伸びた極寒の日は、楽しむという意味では最低だけど、すべてが凍り付いて輝き、最高の撮影日和になります。
 そういう日が来たらまた訪れます。





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