8.05 (水) |
早朝に那須を出て、東北道をひたすら走ります。 ここのところ35℃を越えるような日が続き、もううん ざり。東北の高原なら少しは涼しいかと思ったけれ ど、八幡平を通過中の外気温はなんと 36℃! なんだこれじゃあ、何にも変わらないじゃん。 |
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13:00 昼食を含めて5時間ほどで八戸に到着。爽やかそ うな青空ですが、実際はとっても暑いです。 画像は八戸中心街、新幹線の止まる八戸駅は繁華 街からちょっと離れたところにあります。また八戸は 港と共に発展してきた街なので、海側の漁港周辺に も街並みがひろがっています。 |
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13:30 市内を抜けて海岸に出ました。 今回、八戸を訪れた理由はフェリーで北海道に渡 る経由地であるってことと、連れがどうしても 「種差海岸にゆきたい、種差海岸、たねさし・・・。」 ということもあってやってきたわけです。 でも車を降りた一瞬、全身を赤外線ヒーターで加熱 されているのではないかと思うほど暑い! ここにや って来たことを後悔したほどに暑い! 海岸なので岩や砂が陽に焼かれ、しかも日陰もあ りません。 画像は蕪島神社です。 今でこそ埋め立てられて陸続きになっていますが、 江戸時代までは、このあたりは蕪島と呼ばれる本当 島だったようで、唯一の貿易港・漁港として活気があ ったようです。 ちなみにここは映画「ライアの祈り」の撮影地であ ったらしいです。 |
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島の大きさはおおよそ周囲800m、周囲を願かけし ながら3周すると、仕事や学業など様々な願いがか なうと伝えられています。 自分も言い伝えに従って回ってみました。 「健康でありますように」 「可愛い人形がつくれますように」 「良い旅になりますように」 「涼しくなりますように・・・」 |
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ウミネコが島の斜面を駆け上る風を利用してソアリ ングしています。 ウミネコはとても人に馴れていて、近寄っても逃げ たりしません。 蕪島はウミネコの繁殖地として天然記念物に指定 されていて、繁殖期にはその数4万羽になるそうで す。 |
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規模は小さいですが、この神社の下に蕪島海水 浴場があり賑わってます。ウミネコとなかよく水と 戯れることができます。キャンプ場もあって、誰でも 利用できるのが良いですね。 この他にも白浜ほか、たくさんの海水浴場やキャ ンプ施設があって賑わってました。 |
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種差海岸を巡るには自家用車かJR八戸線を利 用することになりますが、春から秋の観光シーズン には巡回バスも走っています。1回100円で利用で きてお得です。 とりあえず我々はいちばん南の外れまで行って 八戸に戻ってくるコースをとりました。 |
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14:40 ここは浜小屋。 八戸の漁師が使用していた漁具等1300点以上が 収蔵され、国の重要有形民俗文化財にも指定され ているということです。 でも見学するには事前に八戸市博物館に連絡を 入れる必要があったらしく、今回は周囲を見ること しかできませんでした。 無計画な旅では良くあることです。 |
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ちょっとがっかりでしたが、近くの弁天島というとこ ろに行ってみました。 (こちらも今では陸続きになっている) 下の画像は島の東側にひろがる海岸です。 岩と海・空のコントラストがくっきりしていて、とても きれい。規模こそ小さいけど、荒々しい岩肌に迫力 があります。 観光の中心地を外れているので人が全くいない。 うーん絶好のお人形撮影ポイントだ。 |
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ちなみにお人形は爽やかな顔をしていますが、撮影 している方は汗を流し、眉間にしわを寄せながら撮影 しています。 |
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15:00 こちらは高岩展望所です。 観光地としてはマイナーなのですが、種差海岸内 では一際高い所にあって海岸線が一望できます。 |
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16:10 こちらが種差海岸の中心です。国道から海岸まで、 広大な面積が天然の芝生で覆われています。 (芝生の管理はものすごく大変だろうなあ) ここを起点に海岸線を散策する遊歩道が整備され ています。 |
画像下はインフォメーションセンター。震災の後に オープンした環境省の施設です。 国立公園内の自然や文化の紹介のほか、飲食や お土産販売などのすーペースもあります。 このあたりも津波の被害を受けたはずですが、少 なくとも多くが復旧・修復されて、よそから来た自分 たちには分かりませんでした。 |
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種差海岸の散策路をすべて歩くのも大変なので、 (ほんとうに熱中症になりそう!) 自分たちはポイ ントポイントだけ車から降りて見学します。 |
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このあたりは種差海岸のなかでも、もとも多く四季 折々の草花を見られるところ。海辺の植物だけでな く、高山植物まであるそうです。(中須賀) ただ時期的にはちょっと遅かったかな? もっと早 い5月から6月あたりが良さそうですね。 |
16:10 こちらは葦毛崎展望台、何かスコットランドの海辺 の砦のような感じです。 春のお花はもう終わりって感じですが、ハマナスに はたくさんの実がついていて壮観でした。 あと、ここの広い駐車場内にアイスクリーム屋さん があって賑わってました。 NHK「キッチン走る!」のキッチンカーが駐車してあ ったので、もしかしたら近いうちに、このあたりが紹介 されるのではないでしょうか。 ![]() |
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16:30 ひときわ存在感のある建造物があって立ち寄りま した。明らかに周囲の風景とは異質です。 ここは八戸の漁港のなかでもいちばん大きな鮫漁 港の一角です。 もしかしたら津波の被害を受け、そのまま年月を経 ている建物なのかもしれません。 この存在感の大きさは、どこからくるものなんだろ う? |
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18:00 夕暮れも近づいてきたということで、八戸市街に 戻ってきました。 八戸の魚介を楽しむなら「八食センター」という 市場街が有名なのですが、こちらの旧市街にも 小さな市場や魚介を扱う飲食店が多いです。 かなり誘惑されます。 |
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こちらは八戸屋台村みろく横丁です。 20以上の屋台がビルの谷間にひしめき合って いて、郷土料理や磯料理などを楽しむことができ ます。 もともとは地元の人のための屋台村だったよう ですが、今では観光客も多いようです。 暑かったので、まずは焼き物にビールとゆきた いところなんだけど、残念ながら今日はこれから フェリーに乗るのでお酒が飲めません。 欲望とたたかいながら取材を続けます。 |
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結局この屋台村の入口近くにある「味の麺匠」さん に入りました。歯ごたえのある手もみ麺、 煮干しの 利いたスープはなかなか。 調べたら八戸ラーメンを代表するようなお店だった ようです。 帰りにコンビニでサツマイモのアイスを買って、本 日の夕食は終了です。 |
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このあとフェリーで苫小牧に向かいます。 天気予報では明日から不安定な天気になる予定、 しかも札幌33℃だって! もう勘弁してよ。 けっこうお金のかかっている旅なので、せめて雨は 降らないでほしいな。 続きはこちら↓ お花畑をめぐる旅(北海道編) |