2020
白河
2019.01.31 FRI 天気:晴れのち雪
9:50
先週末は久しぶりに白河に行ってきました。
那須から先、少しぐらいは雪があるかなと思ったけれど、記録的な暖冬ということで雪が積もっているのは山の上だけ。もうこの冬はチェーンもスタッドレスもいらない感じです。

白河にやってきたらここは外せないというものは幾つかあるのだけれど、自分としてはまずはこちらの小峰城かな。(国指定史跡、見学無料)
前御門と三重櫓が凛々しい、やっぱりこれがベストアングルだね。

あとはこの美しい模様の石垣。
実はこちらのお城も東日本大震災の時に大きな被害を受けており、前に来たときにはこの石垣も修復している最中でした。あらためて完璧な仕上がりにしばし見入ってしまいました。
本当にすごい・・・。崩れてばらばらになったものを正確に組み直すって、ものすごく大変だと思う。

実は現在も南側半分は工事が続けられていて、そちらは立ち入り禁止区域。
崩れた石の一つ一つに番号が振られていて、これは難易度のむちゃくちゃ高いパズルだな。

ikumi(オリジナルヘッド+TBLeagues24Aボディ 2018 26cm)
10:30
小峰城を起点に市内を散策することにしました。

白河に来たら外せないっていうことなら、こちらの玄豆屋さんもぜひ訪れたいところです。駅から歩いてだいたい10分、壁のキリンが目印です。

こちらのウリはもちろんコーヒー豆そのもの、厳選した素材を丁寧に自家焙煎しています。この日はちょうど、豆を焙煎、ざるに広げてさまし、欠けたものや粒の小さなものを
一つ一つ手作業で取り除く・・・という一連の作業を行っている最中でした。
ちなみにより分けた豆もちゃんと有効利用するとのことでしたが、それでも普通のコーヒーよりはぜんぜん美味しいそうです。
ご主人のコーヒーに対する熱意がまたすごい。紛争で長らく入荷の途絶えていた北イエメン産のモカマタリを仕入れたとか、いろいろな話をお聞きすることができます。

自分たちがこの日購入したのは、そのモカマタリとオリジナルマイルドブレンド、そしてこの水出しコーヒーです。
実はこちらの水出しコーヒーは500mLで2500円。少々お高く感じるかもしれませんがそんなことない、飲んでみれば分かります。たとえて言うなら、普通のコーヒー1杯の味わいを
スプーン1杯に凝縮した感じ、いつまでもその余韻に浸っていられます。自分はこれで水出しコーヒーのイメージが変わりました。

白河は古くから続く城下町ということで、街のあちこちに伝統的な建造物が残っていて、それらを巡ってみるのも楽しいです。(上の画像は味噌醤油の醸造を行っていた藤屋)

今でも城下町の風情を感じられる通りや、とても古いお寺とかが点在しています。もちろん今時の地方都市らしく、活気があるなって感じではないのだけれど、しっとりとした良さが
ある街です。


上は大正4年に建てられた白河ハリストス正教会、なかには宗教画家山下りん氏の作品を含む油彩や聖像画が保存されているそうですが、要予約なので今回は外観を眺めるだけ。
その向かいにあるのは「あづまや」という豆腐屋さん。昔ながらの手づくりにこだわったお店です。

対象12年に建てられたJR白河駅、レトロな洋館風の駅舎が街に似合っている・・・。
と思って眺めていたら、空からは何やら白いものが舞い降りてきた!

12:15
ときおり雪も舞うような天気ではありましたが、わざわざ白河郊外の南湖公園にやってきました。

こちらは寛政の改革で知られる松平定信によってつくられた「日本最古の公園」です。(1801年 国の指定史跡) でもさすがにこの時期の公園はちょっと寂しい感じかな。
でも実はこのあたりはいわゆる白河ラーメンの名店が軒を連ねる地区で、自分にとっては白河にやってきたら絶対に外せない場所です。

そのなかでも全国に名を知られるのが「とら食堂」です。オーダーしたのはチャーシュー麵(1030円)。
見た目はごく普通、よくある当たり前の具がのっているとてもシンプルな醤油ラーメンです。でもその一つ一つが洗練されていて、素材そのもののおいしさがとても良く分かります。
塩分控えめ油少な目の味付けも、ごまかしは一切ないよという自信からなんだろうな。妥協のないその味はやっぱり白河ラーメンを代表する味だと思います。
14:00
お豆腐屋さんで豆腐を買ったし雪模様のお天気なので、今日は家で湯豆腐で一杯と思いつきました。
そういえば白河のお隣、矢吹町に酒蔵があったな。

ここは矢吹町の中心、正面の眼鏡みたいな建物はJRの矢吹駅。

そしてここが「大木代吉本店」という酒蔵。ずっと以前から自然郷という無農薬無添加のお酒を造り続けています。こちらで無濾過純米吟醸を入手。
そしてやってきたついでにあたりを散策します。

このあたりは東日本大震災ではけっこう被害が大きかったところで、それを機に少し元気もなくなっちゃったみたいです。
人通りが少ないのは地方都市ではありがちなことなんだけど、放置されている建物が再利用されることもなく、ここでは建物の密度も少しずつ低くなってきている
感じです。
でもこの酒屋さんみたいに頑張っているところはあるし、実際、何か手を打たなければってみんな考えているんだろうと思う。
15:15
寒くなってきたので本日の散策は終了です。ちょうど福島と栃木の県境にさしかかったところです。

こちらはその県境にある境の明神という神社、珍しいのはそれぞれの県に別々に社があるということ。どうしてそうなったのかは分かりませんが、
一対で一つの神社を形成しています。

関東と東北を分ける史跡としては「白河の関」が有名ですが、こちらの神社も実に歴史の重みを感じるところで、何か空気が違います。
こちらは近くを通りかかるたびに立ち寄ってしまうところです・・・。

夕方になって雪模様、自宅で晩御飯は正解でした。
無濾過純米の自然郷は実にすっきりとした上品な味わいでおいしい。お豆腐のような淡泊なものによく合います。
2.01 SAT 天気:雪のち晴れ(とっても寒い)
7:10
那須のお天気は朝は晴れ間があるものの、全体としては曇り空、ときどき雪も混じるみたい。

ならばと山を離れて暖かいところに向かいます。

早朝、朝日が昇り始める時間帯が好き。
こちらは木綿畑という場所で、いつもの撮影ポイントです。
9:30
やってきたのは東武日光線の楡木駅あたりです。

なぜここにやってきたかというと、もともとは日光例幣使街道(日光街道の脇街道)の宿場町があったところだttから。何か昔ながらの面白いものが
あるかなって思ったわけです。

美味しいこんにゃく屋さん。

昔ながらの和菓子屋さん、甘さ控えめの上品な味です。

楡木山成就院の「しだれあかしで」 珍しい樹のようで栃木県の天然記念物。
10:25
そのまま南下して西方町の道の駅に立ち寄ります。

この日はこちらでたくさんの美味しいお野菜、お惣菜などを買い込みます。正面に見える山は西方城址があるそうですが、制覇するのはまた
次の機会に・・・。

風こそ強かったけど、陽ざしがあって暖かかったので河原の土手でお昼にしました。
今人口が増えているのは東京都心から1時間で行ける範囲内だけ、でもどうしてみんな東京に出ちゃうのかな? いや仕事の関係で出なければいけない
のかもしれないのだけど、暇があったらちょっとぐらい遠出しても良いと思う。日本にはまだまだいっぱい良いところがあるし、そこで頑張っている人もいます。

2020.02
camera: Panasonic LUMIX GX8 + M.ZUIKO DIGITAL 12mm-50mm & Canon Shot G7X /
graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy
Collage 10
下野と壬生
2020.02.28 FRI 天気:晴れ
8:50
今回もまたあまり知られていない場所のお散歩旅です。
下野市にグリムの森という、グリム兄弟と彼らの創作した童話にまつわる博物館のような施設があります。(入館無料)

もちろん童話を含む貴重な資料等の展示もあるのですが、ここはお人形撮影にぴったりの庭や雑木林があるんですよね。まだまだ寒いのですが、
花壇にはきれいなお花が咲いていてしばしの撮影タイムです。


sayaka(オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 26cm 2018 )
ちょっとアングルを考えると、ドイツの地方都市を歩いているような感じで撮影できます。もう少しして春も盛りになると、ここのお庭はもっともっと
きれいになります。あと冬の季節はイルミネーションがとてもきれいだそうです。博物館というより、市民憩いの場だね。
この周辺は歴史のある地区のようで、近くには宇都宮氏の南方の拠点であった児山城跡があります。

建造物こそありませんが、現在でも二重の堀がきちんと残っています。
あとちょっと足を伸ばせば国分寺やたくさんの古墳もあるみたい。

大きな招き猫・・・、何かなと思ったら下野厄除大師(下野大師華蔵寺)というお寺でした。また 山門の色合いもすごい・・・、インスタ映えしますね。
あと可愛いおみくじやお守りもあって、お土産に良いかも。

周囲にはびっくりするほど立派な農家も残っていたりするので、歩いていて飽きないです。
11:00
次にやってきたのは下野から鬼怒川を上流にさかのぼったところにある鬼怒グリーンパークです。

ここにはアスレチックやボートなどの自然に関連するアトラクションのほか、季節によってはいちめんのコスモス畑があったりするのですが、
さすがにこの季節だとこんな寒々しい感じで訪れる人もまばらです。

公園のまん中に立つこの樹が何か画になってる。

ここから眺める鬼怒川と日光・那須連山の風景は遮るものもなくてとても清々しいです。
13:05
ずっと昔、東北に向かう道として整備されたのが東山道です。現在の国道294号線はこの東山道に重なる部分が多く、その沿線には古い街並みや
様々な遺跡があって、歴史好きの人ならここだけで2泊3日ぐらいの旅行ができちゃうぐらいです。

そのなかの代表的なものの一つが那須小川古墳群(国指定史跡)。久々だったのでこちらもぐるりとお散歩です。
出土品は近くのなす風土記の丘資料館に展示されています。(入館100円、国宝も展示されてるよ)

那須の家についてみたら、何かこのあたりだけ天気が良くなくて寒い、ぱらぱらと雪も舞っている。
冬の那須ってやっぱり寒い、そしてとっても静かです。半分ぐらいのお店は冬季休業中、夏の週末はたびたび渋滞が起こっていた
中心街も今はがらがら。

まだ明るいので、ちょっと庭仕事でもしようか・・・。ときどきお世話になっているヒロガーデンで肥料などを買って家に戻ります。
お庭の手入れをしていたら、昨年植えた小さなロウバイがやっと小さな花を咲かせているのに気づきました。
2020.02.29 SAT 天気:晴れのちくもり雨
11:15
今日も天気が良く暖かい日になるみたい。この状況で繁華街に行こうなどとは思わないので、この日も適当にドライブ+お散歩で
過ごす予定です。

適当に走っていて見つけたみつけた一対の巨大なケヤキ、樹齢600年だそうです。(矢板市)

矢板から壬生方面に車を走らせます。まっすぐな道が延々と続き、まるで北海道を走っているような感じです。

12:45
今日はこのまま自宅のある神奈川に戻ります。

途中、北関東道の壬生PAで休憩。昼食はご覧のフライ定食、サメのフライとジャガイモの串揚げ、むちゃくちゃB級グルメしてます。
但し炭水化物ダイエットしている人にはすすめられないな・・・。

この壬生PAというのは栃木わんぱくランドという公園にそのまま歩いて行けるというのが、一つのウリになっています。

この公園内の中心的な存在がこちらの壬生おもちゃ博物館です。ところが例によってこの博物館もこの日から4週間の臨時休館、このほか公園内の
「ふしぎの船」という屋内施設も休館、予定されていたイベントなども中止になっていました。
ここがもし開館していてガラガラの状態だったら入っていたと思いますが、まあこの状況では仕方ないかなという感じです。


そのまま公園内をお散歩です。
C58。保存状態がとても良い。

お天気の良い休日の昼下がりがこんな感じです。とっても良い公園なんだけど、もったいないな。
確かにメインの施設はお休みなのだけど、開放的な屋内施設や屋外の遊具、ボート、迷路、そういったものはこれまで通り使用可になっています。

メルヘンハウス。休憩施設なんだけどここがなかなか良い感じ。園内はけっこうドール撮影に向いた場所が多いです。

クロッカス。園内はとてもきれいに整備されていて、少しずつ春の花も咲き始めました。


青い空。もうこれ以上望むものはないなという感じです。
2020.02
camera: Canon Shot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7
+ GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
花めぐりそして塩谷
2020.03.21 SAT 天気:晴れ
7.35
今週末はお天気も良さそうなので那須の家に行って庭仕事でもしようかと考えています。


ここは埼玉県の川島町を流れる荒川の土手です。延々と数kmにわたって菜の花に覆われた土手が続きます。
圏央道を走っていたら、あまりにきれいなこの風景が目に入って思わず次のICで降りてしまいました。

圏央道の橋梁、道路標識、菜の花、ただそれだけなのに絵になってる。

sayaka(オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 26cm 2018 )
こことってもきれいなんだけど、その存在を知っている人がたまに自転車で通りかかるぐらいです。
平和で静かです。土手でお昼寝したら気持ち良いです。ただそれだけです。
9:20
圏央道から東北道へ。別に急ぐ旅ではないので、途中の矢板ICで下りて一般道を走ります。

まっすぐな道路の向こうに小さく那須連山が見える。
もちろんこの時期だからスタッドレスはすでに外してます。今年は結局一度も雪の上を走らなかったなあ。
9:50
那須にやってきました。春から秋の観光シーズンを除けば那須はいたって静かです。

こちらは那須塩原の烏ヶ森公園です。古くは源頼朝が鷹狩りに訪れたとか、明治時代に入って那須一帯の開拓がすすめられたときには政府の重鎮が訪れて
いろいろな式典が行われたとか、そういう歴史のあるところです。そして近年では桜の名所としても知られるようになりました。
公園の一角の芝生のスペースでは女子高校生が二人で自主トレーニングに励んでいる。学校に来ちゃダメって言われてるから、こういうことになっちゃったのかな?
ですがここはご覧の通り新型コロナとは無縁の世界です。

傍らの河津桜はまさに今が満開です。ただここにいるのはさっきの高校生二人と我々、そしてカメラを片手にしたご婦人が一人。

もう少しすると1600本のソメイヨシノが咲き始めるんだけど、そうなるともう少し混雑する。・・・とはいっても都会の公園とはその密度は全然違います。
10:50
新型コロナのこともあるので、今回は人のあまり集まらないところにゆくつもり。となると、やっぱりきれいなお花の咲くところということになるかな。


こちらは東那須野公園です。白梅が満開で足元に植えられた60000本の水仙も見頃になりつつあります。


ここももう少しでソメイヨシノが咲き始めるのですが、日光・那須連山を背景に咲くその様は見事としか言いようがありません。こちらは自分の
イチオシスポットかな。予想としては、今年は多分4月の1週目あたりがベストなタイミングになると思います。あまり混雑はしないと思うけど、
状況が状況だけに曜日や時間帯は考えたいところです。
11:30
早いけどお昼ご飯にします。やってきたのは鍋掛のおおもりというラーメン屋さんです。

早いから混雑はしてなかったけど、けっこうな郊外にあるのに、お昼時には行列のできるお店です。
シンプルな白河ラーメンのお店なんだけど、こちらのお店のスープは絶品です。
13:30
ちょくちょくおじゃまするギャラリーバーンです。長い長い冬眠から覚めて、営業を再開したみたいです。
冬の那須はあまり人が来ないから、春まで営業はしませんというところは多いです。

行ってみたら、ギャラリーの横に小さな小屋ができていた。これイベントの時の使うつもりで制作したんだそうです。中は小さなギャラリーになっていて、
これをそのまま持ってゆけばお店になっちゃうというもの。小さいけど作りが凝ってる。

これはオーナーの清野氏がつくり続けていた機関車の最終形。既存の機関車から抜け出して、そう、こういう構造のものも考えられるねって感じです。こちらは
イメージする力がないとつくれない作品です。

コーヒーをいただきながら、いろいろ模型づくりの話などをしていたら、こんなものが届けられた。
「森の子」、これは地元の方の制作した那須のPR本なのですが、いわゆる観光施設でなく、那須の自然や歴史、文化などににスポットを当てたものです。これまでにない
切り口の小冊子になってていいね。これから那須も少しずつ春めいてきて観光客も増えてくる、そのタイミングに合わせて制作したと言うことでしょう。
ただ今年はどうかというと、やっぱり新型コロナが影を落としている。清野さんの関わったイベントも中止、これまでいちばん賑わってゴールデンウイークから夏の時期を
まずはどう乗り越えるかが問題のようです。
16:00
予定していた庭仕事を終えて本屋さんまで歩きます。

これ途中の景色、いい感じ。
那須はまだまだ寒いのですが、中心にあたる広野地の交差点ではすでに長い車の列ができていた。東京近郊の大型観光施設は営業を自粛しているけど、
新型コロナの影響の小さな那須の施設は、まだ今のところ普通に営業している、もしかしたらそういうこともあって遠方から来ているのかもしれない。
18:00
久しぶりのギャラリーバーンです。今晩はこちらで夕食です。

本日のメインはお野菜たっぷりのバーニャカウダー、地元のお野菜満載で美味しい。お酒は奥飛騨という日本のジン。

外食をするっていうとその危険度を一瞬考えてしまうのだけど、ここは多分大丈夫だと思ってきてます。基本こちらはバー&ギャラリーで、アートを鑑賞しながら
お酒と料理を楽しむ場所です。大声で騒ぐ人はいなし、席はテーブル4つにカウンターのみで間隔もゆったり。さらに6時開店の早い時間帯に行けば、自分たちだけが
お客さんということも多いです。
で行ってみたら、今回は3組もいた。やっぱり安全な場所を求めてるってことでしょうか・・・。
2020.03.22 SUN 天気:晴れのちくもり
7:20
4時ぐらいに目が覚めたのだけど、暗いとお散歩もできないのでやることがない。
朝食をつくって食べてやっと7時になって明るくなってきた。

今日も天気が良く暖かい日になるみたい。この状況で繁華街に行こうなどとは思わないので、この日も適当にドライブ+お散歩で過ごす予定です。
8:25
やってきたのは塩谷町、栃木県の北西部にある小さな町です。清水の里として知られる場所でもあります。(尚仁沢)

あまり情報もなかったので、これまでここを歩いたことはなかったです。車は町役場に停めました。役場前に観光地図もあったので、多分観光客は
ここに停めていいよってことだと思う。
街はお世辞にも活気があるとは言えないです。放棄された建物も多いのが事実。

バスは1日に5本、駅からも離れているのでやはり車なしだと不便。
「玉生宿」とあったので調べてみたら、この地区はもともと日光北街道と呼ばれる古道で、江戸時代までは小さな宿場町のあったところらしいです。ちなみに
この通りの名前は「芭蕉街道」、ここに松尾芭蕉が宿泊したこともあるようです。

この地区で唯一の観光施設と言えるのが和気記念館。地元出身の洋画家 和気史郎の作品を展示しています。
入ろうかなって思ったけど、ここも現在休館中でした。

他にお店は何かないかなと思って、目に付いたのがこちらの蜂蜜やさんです。お土産はこちらの蜂蜜で決まりです。

町中は寂れている感じなんだけど、あちこちに掲げられているのがこのような看板です。ここは名水の里として知られているんだけど、その水源近くに産業廃棄物処理場
をつくろうとする計画があったり、近年では原発事故の汚染物質の最終処分場の候補地になったりしています。
地元にそれなりのお金を落とすから、その分ちょっと我慢してよということかな。残念ながらそういう話は人の減りつつあるこういった地区にありがちなこと。ただ行政が
そういう考えでいいんだろうか。


芭蕉通りの角を曲がらずまっすぐすすみます。
納屋と旧型のジムニーの組み合わせ。いいね、絵になってる。

鳥居の向こうに急坂が続く、頂上には伯耆根神社があるというので登ってみることにします。

一切の華やかさはないけれど、この地域の中心的な存在であったことがよく分かります。創建は862年でこの場所に移されたのは明治時代のこと。
元々この山には玉生城という宇都宮氏家臣である玉生氏の城が築かれていたらしいです。


こちらは街道を日光方面にすすんだところにある岩戸別神社です。創建は810年、名前の通り天の岩戸の神話に由来する神社です。
武運・開運に御利益があるとか。

本殿こそ新しいものですが、そのまわりの杉林がすごい。こちらはパワースポットとして有名みたい。
この地区、今でこそ訪れる人も少ないのだけど、昔はもっと往来する人も多く、華やいでいたんだろうね。

今回のお土産の一部をご紹介、蜂蜜屋さんで買ったエゴの木の蜂蜜、ヨーグルトとの相性が良いです。隣は尚仁沢の水、柔らかな水でこちらは水割りにぴったり。
ということで今回のお話は終わりです。こんな状況なので、しばらくは田舎の自然豊かな場所を訪れる旅が続きそうです。
2020.03
camera: Canon Shot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7
+ GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
草刈り
2020.04.14 TUE 天気:晴れ
月に1度ぐらいは那須の家に行く。那須では景気の良い時代にたくさんの別荘地が開発され、けっこう格安の物件があったりする。
(車1台分で買えるものもある) 自分たちの持つ家もそのうちの一つ。 それなりに楽しいのだけど、やっぱり家のお手入れには手がかかる。
暖かい季節は行くたびに庭の雑草取りをしなくっちゃいけない。特に春先は雑草が最初に芽を出す時期なので、1年間の手間を考えると
この時期の雑草取りは絶対に外せない。
でもこんな状況なので安易な行動は慎まなくっちゃいけないだろうな。で、考えたのが日帰りで草刈りだけして帰ってくるってこと。
食べ物などはこちらで買ってゆき、現地で他の人との接触は一切しない、これだったら問題ない。

11:00
那須にやってきた。
牧草が風にたなびく、まるで牧草の海の中にいるみたいです。ここは都市部の騒ぎとは無縁な世界。
人と人との接触を80%減らすって話だけど、この辺りでは人と接触する方がむしろ大変。

この県道30号線(横断道路)とか千本松牧場のあたりではソメイヨシノが満開。標高が少し高いので、那須の桜はちょうど今が見頃です。

家について 予定通り1時間半ほどかけて庭の草刈りをします。
スミレとかフキのとうとかは、できるだけ切らないようにして電動草刈り機を回すのだけど、これがなかなか難しい。

nano(オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 26cm 2018 )
草を刈った後にはどんぐりがたくさん落ちてる。
作業が終わってお昼ご飯にします。

今日は本当に天気が良い、このままじっとしているのももったいないので、ちょっとだけお花見です。近くには烏ヶ森公園とか、
けっこう知られている場所もあるのですが、こういう状況なので、今回は人のあまり訪れないようなところに行きます。
13:20
そしてやってきたのが那須疎水公園の入口にある桜並木です。


今がまさに満開のタイミングでしたが、ここにいるのは連れと自分の二人だけ。

しばらくして別なカップルがやってきたので、この場はお二人にお譲りして別な場所へ。

矢板市内を走っていたら、とてもきれいなお花畑が野菜畑の中にできていた。いいね。
14:30
たまたま帰りに通りかかった沢観音寺、下野三十三札所巡りの8番札所で825年の建立というとても古いお寺です。


参道に沿ってしだれ桜がたくさん植えられていて、とても素敵なお庭です。もう少しすると、もっといろんなお花が楽しめそうです。
この空間にいる限り新型コロナのことも忘れちゃうな。
ちなみにここにいたのも自分たちだけでした。

きっと秋の紅葉も良いのだろうと思う。ちなみに自分は赤く染まったモミジだけでなく、春先のこの淡い色合いのモミジも大好きです。

これにて本日のお花見は終了、そして誰とも接触することなく家路につきました。
こんなん、いつまで続くのかな?
2020.04
camera: Canon Shot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7
+ GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
ふたたび草刈り
2020.05.24 SUN 天気:くもり時々晴れ
緊急事態は解除されたけど、みんながあちこちに遊びに行くようになったら間違いなく感染は再び拡大するのは目に見えている。状況としてはまだまだ
3月の初旬に戻ったぐらいのレベルなんだから。
とはいえ那須にある格安の別荘は放っておくと、雑草だらけで大変なことになっちゃう。ということで、この日は草刈りするためだけに那須に向かった。
(4月に続いて2回目)
8:45
那須にやってきた。もちろんあえて県境を越えるので、朝食も昼食も自宅近くのコンビニで買って持ってゆき、他の人との接触は一切しないつもり。
(道の駅あたりに立ち寄りたいのはやまやまですが・・・。)

日曜日の朝、那須ICから那須岳方面に向かう道はやっぱりがらがらの状態です。こんなんだから観光シーズンではあっても、やっていないお店は
多いみたいです。この地区の経済状況も多分あまり良くないんだろうな。

あえて手を加えていない小川周辺はもうジャングルに近い状態になっています。
ここは別として、いちおうきれいにしておきたいところは200坪ほど、ここを2時間以上かけて草を刈る。2時間以上も電動草刈り機を振り回していると
さすがにちょっと疲れる。

nano(オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 26cm 2018 )
用事が済んだので家に帰ります。本当に帰っちゃうと記事にも何にもならないので、少し景色の良いところでお昼ご飯にするつもりです。ただ人の集まるような
ところじゃなく、誰もいないようなところ。
途中、日曜日ということもあって交通量は増えてきた。その多くは県内ナンバーなんだけど、やはり2割ほどは県外から。やっぱり解除の影響がこういうところに
出てくるんだろうね。歴史的に見れば感染症の第2波は必ず起こるものだし、その規模も第1波に匹敵することも多い。ちゃんとやろうって言いたいな・・・。
(と言っておいて自分たちも県外ナンバーなんだが。)

12:00
ドライブしてたどりついたのは那須塩原の金沢あたり、箒川にかかる橋のたもとでお昼御飯です。
箒川のつくる平坦な土地にどこまでも水田が続く。


ここもまた新型コロナとは無縁の世界。
ただただひたすらに静かな時間が過ぎてゆく。

グーグルマップによれば橋の反対側に小さな集落とお寺、神社が1つずつあります。人影も見かけないのでおじゃましてみます。
(もちろん誰か一人でもいたら遠慮すべきでしょう。)

こちらは要金寺、とくにすごい歴史があるとか、何か有名なものがあるということもないですが、ものすごくきれいなお寺です。

池から裏山に続く庭がとても素敵で落ち着きます。
良いところを見つけました。

ここは10戸ほどが集まった小さな集落ですが、どなたもお見かけしません。多分田植えの時期なので、皆さん忙しく作業をされたいるんだろうな
と思いました。

お寺から100mほど離れたところにある箒根神社です。まずは参道のスギゴケがすごい、ふかふかしていて極上の絨毯の上を歩いているみたいです。

参道は途中から急な階段になっているのですが、そこに「野沢城跡」と記された碑がありました。どうやらここは塩谷氏の支城があった場所らしいです。
お城は必ず訪ねるタイプなので、意図せず城跡に訪ねることができたのはちょっと嬉しい。

階段を上り切ったところにある箒根神社。もともとは箒川に近いところにあったみたいですが、大洪水で被害を受け、廃城になって久しいこの場所に
遷座されたということです。

なんかぱっと見が良くあるような神社にしか見えないけど、実はこの神社は二重構造になっていて、とっても古い神社がこの社殿自体のなかに納められている。
(金網になっている背後から見ることができます) こちらは912年の創建というとても古い神社です。

最後にちょっとだけお散歩旅ができて良かった。正直、草刈りだけじゃつまらないもの。
別に名所を調べたり、ガイドブックを見たちしなくても、それなりの歴史があるような場所を歩けば、何かしらの発見はあるものです。
2020.05
camera: Canon Shot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7
+ GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
久しぶりの外食
2020.06.27 SAT 天気:晴れのち雨
県境をまたいでの移動自粛が解除された2週目、少しだけ天気が良さそうな日を選んで那須に向かいました。
主な用事は格安で購入した別荘の庭の草刈りです。緊急事態は解除されたとはいえ、感染リスクを冒してまで密な場所に行くつもりは、まだまだありません。
8:40
3時間かけて那須にやってきた。朝食はPAやSAでなく、コンビニで買ってきたおにぎりを車の中でいただきます。
東北自動車道はけっこう車が多くて、以前と何ら変わらないような混雑状況になってきたように思う。

こんな感じで午前中は那須岳がくっきりと見えるほどだったけど、まずは庭のお手入れの方を優先します。
下界より涼しいとはいえ、湿度も高いので、早朝のうちに済ませないとさすがにつらいです。

ikumi (オリジナルヘッド+TBLeagues24Aボディ 27cm 2018 )
この一ヶ月放置していたので、背の高い雑草やら笹がたくさん伸びてる。1m近い高さのものもあったから、1日に3cmも伸びた計算になります。雑草という名の
草はないけど、その生命力には感服です。
電動草刈り機を振り回すこと2時間、汗だくになって作業は終了、やることはやったので、久しぶりにご近所を回ってみることにします。
中心の広谷地交差点はけっこうな渋滞、中心地の自粛解除を受けてやっと那須の経済活動も再開した感じです。
それは良いのだけど、ご近所のスーパーは無茶苦茶混んでいて、安心して買い物できない、早々に撤収しました。ちなみにこんなこともあろうかと、必要最低限の
昼ご飯までも自宅近くのコンビニで買って持ってきていたのが幸いした。
最大の防御はマスクなんかじゃなく、人のたくさんいるところに行かないことなんだけどなあ。
東京では毎日のように50人を超える感染者が発見されているけど、実際の感染者はその数倍はいるはず。移動自粛が解除されたことがきっかけで、感染拡大が
すすまないと良いのだけれど。(自分もその原因をつくっている可能性はゼロではないが)
この緊張感のなさだと東京の新規感染者3桁や地方への拡散のニュースを聞くときも近いかもしれない。
11:50
感染リスクが低ければ、行ってお金を使う。それが応援することにもなります。

那須ブックセンター、全国各地から書店が姿を消している現在、人口3万人を切る那須町の郊外に存在するということ自体がすごいことかもしれない。ここも応援すべきお店
です。ここにはドリンクコーナーがあって、100円でアイスコーヒーがいただけます。来るたびに利用しています。
庭いじりのための資材を調達するためにホームセンターに向かいます。

那須街道をすすみます、周りの森は「一万歩の森」と呼ばれる赤松林です。(日光国立公園内) 沿道のアジサイが見ごろになってます。

稲がぐんぐん伸びている。那須は水が豊富なので、けっこう田んぼが多いです
13:30
ぜひ訪れたかった場所その2はギャラリーバーン。こちらは鳥野目街道沿いにあるギャラリーです。
(那賀川を挟んで那須街道の反対側、場所的には少しわかりにくい)

こちらも最近再開して、現在は「野鳥と巣箱展」を開催中です。ギャラリーの密度は自分たちのほかに3人ほどだったので、のんびりと見学します。
この企画は毎年4月ぐらいにやっていたのだけど、新型コロナの関係でこの時期になっちゃった。巣箱の方は設置するにはすでに遅すぎる時期ですが、
地元の作家の力作が多数展示中でした。(入場無料)

この作品、クランクを回すとクジラのヒレや尻尾が動くというもの。実際に動かしてみると、かなり動きがユニーク&ユーモラス。
こういう作品をオーナーの清野さんが多数制作中で、ペーペークラフトの家に続くヒット作品になるのは間違いないと思いました。

清野さんの作品というのは、とても実用的な芸術品、そして作る側としてのコストパフォーマンスが高い。言い換えると、見て触って楽しめる、材料費がかからす製作時間も短め、
なのに完成度が高くて、比較的リーズナブルなお値段で入手できる、ということなのかな。
これってプロとしてやってゆくには必要な視点ですね。高価な素材を使い、何十時間もかけて完成度の高い作品をつくる、でもその結果として1つ数十万円の値を付けざるを
得なくなる。でもそれではよほど知名度が高くないと買い手はつかない。
創作人形の世界も同じだね。実際ほんの一握りの作家様以外は、多分それだけで生活できていないと思う。だいたい今は中国製のレジン製球体関節人形が1体2万円もしないような
時代なんだから(それも結構かわいい)、それに対抗できるようなものはなかなかできたりしない。
ここにやってくるといろいろなお話ができるのですが、自分の普段思っていることがかなり整理できる気がします。
あと「リアル」という意味について、自分とかなり近い考えを持っていることにも勇気づけられます。
17:05
ぜひ訪れたかった場所その3はバー&ギャラリー殻々工房です。

芸術を鑑賞しながらお酒と美味しいものいただける素敵な場所ですが、週末は混雑が心配。早めに行って混雑していたらやめるつもりで訪れました。
予約がいくつか入っているということでしたが、行ったその時のお客は1組のみ、そして幸いテラス席が空いていたので(新型コロナ対策で設置したみたい)、
こちらでいただくことにします。これなら感染の危険性はほぼなし。

外でお料理とお酒をいただくなんて何か新鮮な感じ、つるバラが満開でとてもきれい。

ときおり車でお店を訪れる人がいて、ミニチュアボトルを手にして帰ってゆく。どういうことかというとドリンクのテイクアウトサービスを現在行っているんだそうです。
いろいろ大変だろうけど、このお店を応援したいって人が多いってことなんだろうな。

オーダーしたのは食べ物が地鶏の炭火焼き、ソーセージ、野菜スティック等々、飲み物はギネスから始まって、ブラックブッシュ、ラムの炭酸割・・・、そして最後に
ミントジュレップ。ミントの香りがじめっとした心をいやす、ミントジュレップって、梅雨時のカクテルだなってつくづく思いました。

夏至の頃、6時半を回ってもまだまだ明るい。今日あたりホタルが舞うといいな・・・。
考えたら外食するの3か月ぶりでした。(駅そばさえ食べていない) なんかこの日のことずっと覚えていそうな気がします。
ぜひ訪れたかった場所その4は自分の家の庭を流れる小川。6月の後半から7月にかけてホタルが舞います。
でも今回は叶わなかった。帰宅してから気温が下がり、小雨まで降ってきた。こればっかりはまた来年ということだな。その日を楽しみにしてまた頑張ります。
.06.28 SUN 天気:雨
5:30
朝からしっかりと雨が降っている。これではお散歩ができない。
それだけでなく、このあとは大雨になる可能性もあるらしい。

近くのパン屋さんクーロンヌで朝ご飯のパンを買い、今日はこのまま自宅の方に戻ることにします。あえてリスクを冒すこともないしね。

次に来るときにはもう少し庭の方をなんとかしたいな。そう言い続けてもう何年も過ぎた。
それでも少しずつ人形の撮影できるような空間を整えたいと、構想だけは練っています。
2020.06
camera: Canon Shot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7
+ GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
久しぶりの外食
2020.08.01 SAT 天気:晴れのち雨
那須にはもう2か月近く行ってなかったので、おそらく家の庭はもう草が伸び放題になっているに違いない。
週末、予報ではそれほど良いお天気になるとは言っていたけど、雨は降らなさそうだったので草刈りだけでもやっておこうと、朝早くに出発しました。
8:30
ところが東北道を走っていたら思いがけず良い天気、これなら人のいないところをドライブしながら那須に向かおうということになった。
(結果、この日をもって梅雨明け宣言ということになった)

ということで東北道を上河内SAで降りて鬼怒川方面へ向かいます。
ルートとしては国道121号線、この道はその昔は会津西街道と呼ばれ、現在でも日光と会津若松を結ぶ観光ルートです。でも自分たちはその途中のあまり人気のない
とことをたどって北上します。

sayaka (オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 26cm 2018 )
上の画像は奇岩の続く龍王峡の北のはずれです。観光案内所のあるあたりは賑わっているけど、ここまでくると人は誰もいません。

五十里ダムをこえると静かな清流の流れる場所になります。標高は600m以上あるので日陰に入るとけっこう涼しい。(男鹿川)
ここなら安心して水遊びできます。しかも誰もいない。
ちなみに上の橋梁は野岩鉄道、ここいい撮影スポットだね・・・。とカメラを取り出したところで電車がやってきた! 間に合わない・・・。まあ気合の入った鉄道ファンならば、
ここにちゃんと野岩鉄道の車両が写っているはずですね。

10:10
鬼怒川とかそういったところは立ち寄らず、やってきたのは中三依温泉というところです。

このあたりで唯一の喫茶店がこの扇屋さんです。人がどんどん減ってしまっている地区なんだけど、このお店にはけっこう常連さんもいるみたい。

コーヒーはもちろん美味しいのだけれど、飲み物をオーダーすると、最初に出てくるのがお水とこのお漬物です。ご主人いろいろ頑張っている方で、陶芸や
お漬物屋さんなんかも営んでいる。
ここもこのあたりをドライブするなら外せないかな。
ちなみに野岩鉄道をこのあたりで下車する人はほとんどおらず、観光客もあまり立ち寄らないようなところなのですが、その昔は宿場町としてにぎわっていた時代もあったそうです。
あと国道121号線に沿って点々とあるのがお蕎麦屋さんで、ちょっとした蕎麦街道になってます。それぞれ個性を持って営業しているので、こちらもおすすめかな。

途中何か所も道路工事中のところがあった。今年は普段の何倍もの雨が降ったからな・・・。
10:45
観光施設としてはここ上三依水生植物園がおすすめ。(入園500円)

自分たちが行ったのは土曜日の午前中だったけど、駐車場には車が5台のみでした。広い園内は十分に疎の状態です。
(駐車場がいっぱいだったら入るのをやめるつもりだった)

入ってすぐのところに神社があるのですが、その参道の大イチョウがすごい、直径で2mぐらいある。

湧水を利用した公園なので、あちこちに水の流れがあります。


スイレンやアサザが見頃を迎えつつありました。


水生植物園ではありますが、それ以外にもたくさんのお花畑があって楽しめます。
春から秋まで、季節の花で園内は彩られます。


ものすごくきれい、やっぱり来てよかった。

12:10
ものすごく遠回りして那須に到着です。
予報は曇りのちところによって雨だったのに、このお天気です。

お天気が良いと、逆に草刈りが暑くて困る。
高原ではあるけれど、日中は28℃ぐらいにはなるので、体を動かせばもちろん汗をかきます。

でも一ヶ月半放置していた割には、雑草はそれほど伸びていない感じです。あと自分たちが植えたものにも少し元気がない。日照時間がそれだけ少なかった
ということなんだろうと思います。
電動草刈り機を振り回すこと2時間、汗だくになって作業は終了。
やることはやったので、ちょっと遊びに出かけます。
16:15
まずはギャラリーバーン。こちらは鳥の目街道沿いにあるギャラリーで、現在イラストレーター沢野ひとし氏の個展を開催しています。

とても素敵な作品がたくさん並んでいるんだけど、こちらは訪れる人がむちゃくちゃ多いわけでもなく、十分に疎です。

個展の作品は別として、いちばん多く並んでいるのはオーナーの清野氏の作品です。
こちらのペーパークラフトの家とか機関車シリーズがその代表的なものです。 もちろん作品は販売もしていて、機関車で6000円、家は4000円ぐらいから。
緻密な造りなのにお安いので、この2つのシリーズはものすごく売れたみたい。(すべてオリジナル 通販もしてます)

こちらはオリジナルの巣箱、本当に鳥が住み着いて巣をつくります。Artでありながら、極めて実用的です。

で、次のシリーズが動くおもちゃ。
左側はクランクを回すと羊の首がユーモラスに動く、とっても可愛い。右側は手前のネズミがくるくる回って、それに合わせてフクロウが動く。欲しかったけど、
まだ試作段階でお値段未定。でもこのシリーズもヒットしそうだな。
ここに来ると芸術作品が身近な存在に感じられ、作る喜びっていったい何なのかが少しわかるような気がする。いつもとっても素敵なArtとの出会いがあります。
いつもだったらこの後、殻々工房(バー&ギャラリー)で夕食ってところなんだけど、あいにく雨が降り出した。
ということで、今日はおとなしくおうちごはんです。
.08.028 SUN 天気:曇り時々晴れ
5:05
雨上がりの早朝、ご近所散歩+ジョギングです。新型コロナに負けないよう、まずは体力づくりから。

新型コロナの影響で、まだ閉めたままのお店があったり、入居してないテナントが目立ちます。この那須では新型コロナの影響は極めて大です。


でも通りに面した観光施設の裏側に回ってみれば、そこにはけっこう豊かな田園風景がひろがっています。

梅雨も明けて、普通なら観光シーズン真っ盛りといった時期なんだけど、今年はそうも行きそうにないな。この話はほんのちょっと前の記事なんですが、
この1週間で状況は更に悪くなったね。
しばらくの間は那須で遊ぶなんてことはできなくなるかもしれないな、そう感じながら今これを書いてます。
2020.08
camera: Canon Shot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7
+ GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
秋の入口
2020.09.17 THU 天気:くもり時々晴
お盆の時は、帰省するのは避けましょうって感じだったけど、今では感染拡大が必ずしも沈静化していないのに、GO TOとかイベント拡大の方向に
どんどんすすんでいる。もう矛盾だらけで、何が正しい方向なのか分からない。
我が家では、とりあえず人の集まるようなところには行かない、極力、電車やバスには乗らない、外でお酒飲まないぐらいの感じ、その場その場で
判断している。
ということで、連休の始まる前の木金で那須に行ってきました。もちろんとっても空いてました。
冬になると観光客が少なくなる那須は、ゴールデンウイークや夏休みが消えてしまい、今年はあと紅葉シーズンのみ。今とっても苦しい状況で、
閉めてしまったお店もいくつかあります。それが現実。
16:20
本日最初にやってきたのは、鳥野目街道沿いにあるギャラリーバーンです。那須に来ると必ず立ち寄る。

現在こちらでは高久加奈子染色展「日々を綴る」を開催中です。今回那須にやってきた目的の一つはこれを見たかったから。



布に染料を染み込ませたスタイロフォーム片を押し付けて、少しづつ模様をつけているそうです。なかなかに美しい。こちらは9月22日までの
会期で開催中、あとこちらは決して三密になるようなギャラリーではないので、そのあたりはご安心を。(入場無料)

ちなみにギャラリーの入口のケージには烏骨鶏のヒヨコがいて、とってもかわいいです。
17:20
次に訪れたのは那須ブックセンターです。

最近では本屋さんのない地方都市もあるような状況だけど、この人口わずか2.6万人の那須町の、しかも那須岳の麓に本屋さんがあるってことは、
それだけでもすごいと思う。
小さな本屋さんなので、それほど置いてある本の数は多くないけど、アウトドア関係や、ガーデニング、さらに狩猟、天体写真といったマニアックな
ものまであって侮れない。
あと休憩コーナーには周辺のガイドやアーティストの活動、コミュニティの案内なんかもあって、情報発信の役割も果たしています。観光客には
あまり知られていない場所ですが、道の駅にはない情報が得られる可能性もあって、ぜひこちらは訪れたいところです。
あとコーヒーが100円でいただけるのもポイント高いです。
このブックセンターの脇には小さなギャラリーもあって、個展などが行われていることもあります。
この日は沖縄料理のキッチンカーがあったり、地元お野菜の直売所が出店していたりで、ここを中心に小さなコミュニティーが出来上がっている感じです。
このあといつもだったら、殻々工房で夕食ということなのですが、今日はあいにくの木曜日で定休。
結局、近くのスーパーで適当なものを買って済ませてしまった。
9.18 FRI 天気:曇り時々晴れ
5:30
明るくなるのを待って、庭の草刈りを始めます。2か月近く放置していた割にはあまり雑草が伸びていない。この夏から秋にかけては、天候がむちゃくちゃ
だったものなあ、雑草にだって影響があったに違いない。

早朝の気温は20℃を下回り、もう十分に秋の気配です。庭を流れる小川にサワガニが歩いてました。

1時間半かかって草刈りを終え、朝食などつくります。メニューは、昨日買ったお野菜でつくったサラダと、地元の製麺工場が製造する「那須ラーメン」。
那須ラーメンは細麺のお醤油味なんだけど、ここにアサリとただでもらったプチトマトをレッドガーリックオイルで炒めたものをのせ、さらにフレッシュなネギと
シソの実をふりかけてみた。
10:00
那須ICから那須岳に向かう那須街道は、名前の通り那須をつらぬくメインストリートで、街道沿いには道の駅や様々なお店などが続いています。
全体としては明るく親しみやすい感じの街道なのですが、一ヶ所だけ雰囲気の違うところがあります。それがここ戦争博物館です。

正直なところ、何回も前を通っているのですが、ちょっと怪しげな感じがして今までずっとパスしてました。
でもあらためて調べたら、とても真面目な博物館みたいなので、今日は思い切って入ってみることにしました。(入館1000円)

基本的にこちらは、明治から昭和の時代に戦争で使われた武器や軍服、各種資料など16000点を展示している博物館です。もともとは個人の方が
コレクションしたものを資料館として公開し始めたのが始まりということなのですが、よくもここまで集めたなという感じです。
館内には日本海海戦で使用されたZ旗があったりして、いったいどうやって入手したんだろう?
基本的にはどこも写真撮影可。但しネット上への掲載は屋外の展示物のみということで、その範囲で画像をUPしています。


もちろんこういったところだから、思想信条、その他の部分で相いれない方もおられるとは思いますが、押しつけがましいところはなく、むしろ淡々と戦争に
関係するものを展示しているという感じです。
何よりすべてが本物で、実際に使用されていたものというのがすごい。圧倒的な迫力と存在感を感じます。

こちらは、家族で楽しくみたいなところではないですが、戦争に関係するものを収集・保存するという意味では貴重な存在です。
あとジオラマなどをぼちぼちとつくっている自分としては、とても良い刺激になりました。
11:00
那須高原や麓の黒磯地区に行って、ともかくその数が多いなって思うのが、パン屋さんとラーメン屋さん、そして喫茶店です。人口に対して密度がとても高い。
それでもそれなりにやってゆけるのだから、やっぱりレベルが高いんだと思います。
いつもはご近所のクーロンヌさんにお邪魔しているのですが、今日はちょっと遠くまで足を延ばします。
こちらはNAOZOさんです。
モミジが紅葉しかけている、そうもうこのあたりでは早朝は少し寒いぐらいになってきた。今月末ぐらいからは、那須岳の紅葉も見ごろになるんだろうな。

こちらのお店の特徴は、やはり大きな石窯で一つ一つ丁寧に焼いてるってことです。それにしてもなんて、フォトジェニックなお窯なんだろう・・・。
いろいろなパンがあって、特に食パンあたりは予約しないと買えない感じなんだけど、自分は重量感のあるパンが好きです。外側の部分の食感がいい。
あと店内にはカフェもあって、買ったパンをいただきながらコーヒーなどを楽しむことができます。

こちらは今回初めて行った Bagel que-veau さんです。お店に続く小さな庭がきれいです。

とってもかわいいお店なので、パンを買うのは連れに任せて自分はお人形の撮影などしてました。

ベーグルって名前はもちろん聞いたことはあるけれど、そういえば食べた記憶って残ってないな。そもそもベーグルを売ってるお店ってほとんどないし・・・。
何というか、もっちりとしていてうまみが強いね。たとえるなら上質な小麦を使った讃岐うどんというか。(やっぱ違うか?) 多分、こちらのお店もまた来ます。
12:05
帰り道、那須塩原の箒川近くの風景です。最近よくこのあたりをドライブする。


延々と続く黄金色、そして点々と彼岸花、振り返るとトンビが螺旋を描いて秋の空を上昇していった。

次はいよいよ紅葉だね。
2020.09
camera: Canon Shot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7
+ GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
那珂川清流鉄道
2020.10.24 SAT 天気:晴
9:00
ここのところ、週末ごとにあまりお天気が良くなくて、久々に晴れた先週末、やっと紅葉を見るために那須にやってきた。那須の紅葉のシーズンは
9月終わりごろから始まって、メインの茶臼岳周辺の見どころは10月初めごろがピークかな?
ここのところ毎年のように茶臼岳に登っているけど、すでにピークを外れていることもあって、今年はパターンをちょっと変えてみることにした。

やってきたのは、茶臼岳から少し離れたところにあるマウントジーンズスキー場の那須ゴンドラです。今年は那須連山を別なところから見てみよう
というわけです。ラッキーなことに、JAF会員に配られた優待券のなかにゴンドラ半額券もあったというのもポイント。(半額で大人往復850円)
ただ新型コロナの関係で、1機8人乗りのゴンドラは、今はグループ単位の乗車となってました。つまり家族3人で行けばゴンドラ1機貸し切り状態、
それは良いのですが、輸送効率は当然悪くなって、この日は30分ぐらい列で待ってからの乗車となりました。


山頂駅付近の遊歩道を散策、標高の高いところの紅葉はすでに終盤を迎えていて、1410mの山頂付近ではかろうじて紅葉が残っている程度、
でもこの白い幹と赤のコントラストが美しい。



遊歩道を少し下ってくると今が丁度ピークかな? あるのはゴヨウツツジ、モミジ、ナナカマド、ヤマザクラ、ブナといったところです。
こちらのウリは5月後半から咲く、3万本のゴヨウツツジなんだけど、この季節もまたいいね。

遠くに茶臼岳、朝日岳などの那須連山を望むこともできます。これまた予定通りというか、予想以上。天気も良くて、くっきりはっきりの素晴らしい眺望です。

那須ゴンドラのことは知ってはいたけど、予想していたよりずっと良かった。またぜひ来てみたいなって思いました。山頂付近をゆっくりぐるっと回って2時間ほど、
適度な運動にもなります。
この紅葉も少しずつ標高の低いところに移りつつあり、11月も半ばになると那須は一足早い冬を迎えることになります。
12:50
那須ゴンドラで紅葉を見た後、那須高原の中心地をまわります。でももう大体と行くところは決まっていて、もう日常生活みたいなものです。

那須ブックセンターです。人口2万7千人の那須町の、しかも那須岳の麓にある本屋さん。こういうところに本屋さんができたこと自体が奇跡的で、しかも品ぞろえもちゃんと
している。
お店の前ではお野菜売っていたり、周辺地域の情報収集なんかもできたりする。いわばコンパクトな道の駅的な存在です。100円でコーヒーが飲めるのもポイント。
14:35
次はギャラリーバーンです。企画展がないときには、オーナーの清野氏が制作した作品を中心とした常設展が開かれています。

等身大のブロンズ像があまりに存在感があるのでお伺いしたら、日展にも出品される作家様の作品だそうです。なるほど。でもお名前は聞き漏らしました、
すみません。(ギャラリー内の画像はオーナーの許可を得て撮影しています)

清野氏のペーパークラフトです。完成度の高いヒット作品。

コラージュ作品。基本的にはストックしておいた様々な雑品からイメージした世界をつくってゆくのですが、
色形はもちろん、その質感とか風合いのようなものの表現がうまいと思う。
この日はティッシュペーパーとか砂、ヒビの入れ方みたいな、素材関係の話でちょっと盛り上がった。ここも行くと1時間ぐらいは軽く過ごせちゃうところです。
17:25
暖かい時期だとコピスガーデンとかヒロガーデンでお花の苗なんかを買ったりするんだけど、もうそんな時期でもないので、ちょっと早めの晩御飯にします。
やってきたのはバー殻々工房、新型コロナの関係で午後4時からオープンしています。5時に訪ねたらまだお客は自分たちだけ、これなら安心してお酒と
お料理が楽しめる。

久しぶりに飲んだキャプテンモルガン(500円)、それから豚角煮と半熟煮卵(500円)と手羽先のスパイシー焼き(700円)が美味しかった。家の近くにこういう
お店があるってことは、とっても幸せなことです。

6:30になると他のお客様もいらしたので、こちらからは早々に帰宅します。空いている時間帯に訪れればお料理もスムースに出てくるので、1時間ほどで
も十分にお腹も満足できるね。

2020.10.25 SUN 天気:晴
6:30
これまでだったら、早朝に起きて庭の草刈りなんかをするんだけど、この時期はもうその必要もない。
朝晩はしっかり冷え込んで、0℃以下になることだってある。朝はのんびり過ごして出発です。

9:15
この日、最初にやってきたのは大田原市にある雲厳寺(うんがんじ)です。臨済宗妙心寺派の名刹で、永平寺などと並ぶ禅宗の日本四大道場として
知られています。
やっぱりこの橋から眺める景色がいちばん画になるかな?
全体が森に囲まれ、いたるところに巨大な杉が生えている。松尾芭蕉もここを訪れたことがあり、「木啄も 庵は破らず 夏木立」という句を残しています。
また以前、JR東日本のCMで吉永小百合さんが訪れたことでも有名です。


もしかしたらきれいな紅葉が見られるかなとも思ったけど、まだ始まったばかりの様子で、見ごろはもう少し先になりそうです。
薬師堂の前には、一抱えもあるような立派なモミジが左右にあって、ほんの少し色づいていた。これだけ大きなモミジはなかなかない。ぜひ真っ赤に
染まった姿を見たいと思いました。

こちらは巨大な欅、境内の前を流れる武茂川に突き出すように枝を伸ばしている。横に伸びる枝の長さだけで、20m近いのではないでしょうか。この樹の
迫力もすごい。
こちらのお寺を取り囲む森と巨大な木々が独特の空気感を与えているような感じです。

隣にあるのは熊野神社。こちらもとても立派な建物なのですが、現在修復中で近づくことができません。googleあたりにも詳細がないので良く分からないのですが、
神仏分離された明治維新以前は、お寺の方で管理していた建物だったのかもしれません。近くには道祖神がたくさん並んでます。


周辺にはお散歩するのにちょうど良い、昔ながらの集落があります。大田原市ではいちばん奥まったところにある集落ですが、昔は小さな宿場町でもあったようで、
どことなく歴史と文化を感じさせます。
大田原からだとバスで1時間ぐらいかかるところにあるんだけど、訪れてみる価値は十分にあるところ、おすすめです。
(紅葉の見頃は11月に入ってから、市営バス200円というのが嬉しい)
10:40
雲厳寺周辺を散策した後、宇都宮方面に向かいます。午後になると東北自動車道が混雑するのは分かっているので、今日は早めに自宅のある神奈川に戻るつもりでした。
ところが那珂川町を通っている途中、なぜか田んぼの真ん中にあるブルートレインが目に留まってしまい、寄り道することに。
ナビによれば、ここは「八溝会館」。以前にもこの前を通ったことがあり、鉄道車両を使った宿泊施設か何かじゃないかと思っていた。そしてずっと昔に付近を軽便鉄道が通って
いたこともあるので、もしかしたらその車両も、ここに展示されているかもしれない・・・。
以前から気にはなっていたので、試しに中に入ってみることにしました。

入り口にはなぜかモノレール、何か思っていたのと少し違う。どうやらここは鉄道関係の博物館のようです。(入館1000円) googleでは那珂川清流鉄道保存会として紹介
されています。
案内してくださるのは元気でおしゃべりの好きなお母さん、どうやらここは個人の収集した鉄道車両を展示しているということらしいです。

場内には所狭しと車両が並べられ、線路やポイントはあるのだけれど、走らせるには少し手狭な感じです。そのあたりを尋ねたら、やっぱり動かすのはものすごく大変で、
もうちょっと計画的に整備すれば良かったとおっしゃってました。
コレクションされているのは、まずはキハなど地方でよく見かける気動車。

そして作業用車両、ブルートレイン。 宿泊施設にする予定はないのですかと尋ねたら、そういう考えもあったけど、維持するにはお金がかかりすぎるとのこと。

あとは貨物や燃料輸送の車両・・・、運び込める物は何でも持ってきたという感じです。

あとは森林鉄道などで使用される小型の車両が多数、ふだん見かけることのない狭軌の車両がたくさんあるのはここの特徴でしょう。

軽便鉄道で使用されていた小型のSLもある。そしてそれが動態保存されているというのがすごい。もう100年も前に製造されたものだから、壊れたら部品交換でなく、
部品をつくるところから始めなきゃいけない。

狭軌の車両を動態保存しているという意味で、こちらの博物館はとても貴重な存在だと思いました。
あと場内には20匹ほどの猫がいて日なたぼっこしています。ちょうど子猫が生まれたばかりで(手のひらサイズ)、とっても可愛かったです。

お土産はこちらの特製のタオルです。あと入場券は硬券。

個人の熱意でこれだけのものをつくっちゃうってすごいね。鉄道車両のパーツを集める人はいるけど、こちらは車両そのものなんだから。何十両もの車両を維持管理する
のは大変だろうけど、他ではできないことなので頑張ってほしいです。
2020.10
camera: Canon Shot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7
+ GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
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