2021





やっぱり凍ってた



2021.01.09 SAT 天気:晴
6:00
 那須にある小さな別荘なのですが、こんな状況なので11月から訪れるのを自粛しています。でもこれから本格的に寒くなる前に水回りのチェックと
メンテナンスはやっておきたい、というかやっておかないと大変なことになる。
 ということで、朝食と昼食を自宅近くで買い込んで那須に向かいます。つまり誰とも接触しなければ、何の問題もないということです。
 考えたら最後の旅行って1年前の福井旅行で、それ以降はどこにもお泊りに行っていない。あちこち人の行かないようなところを巡るのは大好きなんだ
けどなあ・・・。
 もう GO TO っていったい何なのって感じです。GO TO にかかった費用って、後々、税金から回収されることになるわけで、自分のように、まずは感染
拡大させないのが大事って考えの人間からも徴収するのっておかしい。あまりにも不公平だと思う。



 連休初日、東北自動車道に入ったら、いつもよりずっと交通量が少なかった。このあたりは緊急事態宣言の効果でしょう。
 ただ都会の人気スポットでは、人出はあまり減っていないということだから、出向く先が近場になっただけで、十分な効果があったとは言えないのかも
しれない。
 感染拡大させない一番のポイントはマスクすることじゃなくて、集まらないってことです。




 どこにも立ち寄らないってことは、基本的にドライブを楽しむってことです。だから那須ICのずっと手前の矢板ICで降りて国道をすすみます。矢板というと
いちめんの田んぼがきれいなところ、遠くに那須連山が望めます。
 車があまり走っていないけど、これはコロナのせいでなく、休日の早朝はいつもこんなものです。信号もほとんどないところなので、スピードメーターの示す
時速60kmで走れば、きちんと1時間で60kmすすむようなところです。だから車の燃費も良いです。




 ここは「繭の里」っていう別荘地のあたり、ここは正面に那須連山を望むことのできる定点ポイントみたいなところです。
 ちなみに朝10:00時点での気温は-3℃、標高500mぐらいのところにあるので、一日氷点下ってこともある。


nano ( オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 2020 26cm)

 当然なんだけど、この時期は観光客も少なく、那須高原はとっても静かです。お店の半分ぐらいは閉まってる、もちろんコロナの影響もあるのだろうけれど。




9:00
 家についた。不凍液を排水管に補充した。
 とりあえず水回りは今のところ大丈夫かと思ったが、やっぱり水が出ない。水が使えないなら長居もできないので、またドライブに出かける。
(トイレで水が流せない!)



 那須では、なんと車1台分ぐらいのお値段から別荘を買うことができるけど、共通して言えることは寒さ対策と草刈りに手間暇がかかるってことです。
 でもね、最近はこのコロナ渦の影響でこちらに移住する人が増えてるって話を聞いたことがある。




 りんどうラインを南下して伊王野方面に、ここもまたいちめんの田んぼがひろがるところです。


 

 その田んぼのなかにラーメンののぼりがあった。もしかして密になることを避けてこういう形で営業しているのかな? ちょっと気になる。
 途中、古い街並みの残る黒羽を経由する。半年前だったらお散歩してたかもしれないけど、今は我慢です。正直ウインドウガラス1枚隔てて風景を眺めるって、
なんかバーチャルリアリティーみたいな感じです。そこに物が見えているのに触ることができない。




 途中、気持ち良い余笹川の土手を見つけたので、しばしの日向ぼっこです。




 何にもない、何にもないけど平和です。何もないところって好きです。
 でもやっぱりそれだけだとちょっと寂しい、こんなのがいつまで続くんだろ?



2021.01
camera: Canon Shot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10









3ヶ月ぶり



2021.04.03 SAT 天気:くもり
4:50
 ちょっと贅沢にも那須に小さな別荘を買ったのは良いのだけど、このコロナ渦では好きなときに出かけて行って遊ぶというのもはばかられる。でも放っておいては家も傷むし、
草刈りもしなくちゃいけない。ということで何と3ヶ月ぶりに那須の家に行くことにした。



 早朝5時前には出発、前回同様こちらで朝食、昼食とも買ってゆく。それで感染拡大に効果があるかって聞かれたら、まあ微々たるものでしょうと答えるとは思いますが、
こういったことの積み重ねが大切なのだと思う。



8:00
 ただせっかく桜の季節なので、ちょっとだけお花見も楽しみたいところ。ただあまり人の集まるようなところには行かないほうが良いでしょう。ということであまり知られていない
桜の名所を訪れてみたいと思います。



 こちらは矢板の澤観音寺です。参道の両側にあるしだれ桜がちょうど満開でした。
 予報だと晴れるはずだったのですが、ちょっと曇りがちなのが残念です。晴れているともっともっときれい。



 奥に見えるのが澤観音、こういうところを桃源郷というのかな? でもこんなにきれいなのに、このときここを訪れていたのは自分たちだけでした。何かもったいない。
 入ったことはないけれど、こちらのお寺の地下霊場にはたくさんの涅槃仏や観音像などの石仏が安置されているそうです。


 

 ちなみにこのお寺は那須与一の兄・那須満隆が築いた沢村城址に建っていて、背後の山の中にはその遺構がきちんと残されています。






9:30
 矢板から一般道で那須塩原に向かいます。このあたりは烏ヶ森公園ほか、けっこう有名な桜の名所があるのですが、人が集まりそうなのでパス。



 こちらは那須塩原の東那須野公園。ご覧のように13万本ものスイセンが植えられていることで有名なところ、見応え十分です。地元の方々のボランティアでこの景観が
保たれているそうで、とってもありがたいことです。
 この時期だとこの水仙と桜がいっしょに楽しめるのが楽しい。






 ここは、お花見スポットとしてはお気に入りの場所なのですが、理由は2つあって、まずは人が多くないこと、もう一つは散った桜がまたきれいなことです。山の東側は
少しくぼんだような地形になっていて風も弱く、桜の花びらがこんな感じで地面を彩っている。


sae (TBLeagueS35 27cm 2020)






 曇りがちな一日だったけど、やっと日差しが雲の合間から漏れた。  この一瞬を待っていましたって感じです。







11:00
 那須の道の駅「友愛の森」方面に向かいます。那須は観光の町だし、別荘もあるので比較的に県外ナンバーも多いところです。ただやっぱり新型コロナの影響は大きく、春になった
今もまだまだ通りは寂しい感じです。



 那須に行くと必ず訪れる場所がいくつかあるのですが、こちらもその一つギャラリーバーンです。新型コロナに関して言えば、十分にひろく疎の状態なので全く問題のないところです。
 ギャラリーバーンというのは、那須の観光の中心地から少し離れたところにあるレンタルギャラリーです。基本は作品を展示したいとか販売したいという人のための施設なのですが、
観光のオフシーズンになる晩秋から春までは、おもにオーナーの清野さんの作品展示が主になるようなところです。

 

 こちらは鳥の巣箱、ちゃんと計算されていて本当に野鳥が入って巣をつくる。とてもおしゃれなデザインなので、もちろんインテリアとしてもOK。

 

 手前のクランクを回すとネズミが餅をつくというおもちゃです。
 こういった動きのあるおもちゃシリーズは最近のヒット作、清野さんの作品は日常的で実用性のあるアートなんだよな。



 このコロナ渦のおかげで作品作りに集中できて、今は一月に50個ほどこういったおもちゃを作っているそうです。 (東京都内でも販売しているみたい)



 中の砂によって人形が回転するというオートマタです。最近つくりはじめたということでした。
 子供の頃につくった懐かしいおもちゃがよみがえってきている感じだね。大昔、子供の月刊誌にこういったものが付録としてたくさんついてきたことを思い出した。



 こういったものを眺めて意見交換して、そしていろいろ教わって、自分の方向性などを確認する。そういう場所として自分は楽しくいつも利用させていただいています。
 那須って晩秋から半年間はけっこう寒い、だから観光客がやってくるのは春から紅葉のシーズンまで。ところがこの新型コロナのおかげて閉めちゃったお店もけっこうある。
だからなのか春になった今でも結構静かです。今の感じだと、今年の観光シーズンも厳しいだろうな・・・。
 このギャラリーバーンも展示やイベントなどはお断りして、当面はオーナーの作品展示で土日のみの営業だそうです。
 清野さん曰く、うちはこの作品が売れているし、内装関係の仕事も依頼されたりするので、当面は大丈夫とのことでした。



12:00
 なんやかやでお昼になって那須の家についた。4ヶ月ぶりだったけど水回りは大丈夫、破損個所もないということで一安心。



 周りをくるっと回って春をあちこちに見つける。
 でも那須に本当の春が訪れるのはいったいいつになるのかな?



2021.04
camera: Panasonic GX8 + M.ZUIKO DIGITAL 12mm-50mm / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10








おしらじの滝



2021.05.14 FRI 天気:晴れ
8:00

 一月半ぶりに那須にやってきた。何年か前に格安の小さな別荘を買ったのは良いけれど、もちろんそれを維持するにはそれなりの努力が必要です。この時期は
庭の草刈りが最優先、小さいうちに根元から刈っておけば後々が楽です。もちろん除草剤など使うつもりはない。
 電動草刈り機を振り回して2時間半、とりあえずひととおりの雑草を刈り取った。汗をかき、上半身が少しだるいかんじで明日は筋肉痛かな?



 日当たりが良くなくて、あまり成長の良くないロウバイを移動した。ともかく手間をかけることもできないので、あとはロウバイの生命力と、天候の運を祈るのみです。



 こちらは敷地内を流れる小川です。
 草刈りとはいっても、片っぱしから刈るわけじゃなくって、こういったところは手付かずのまま残しておく。



 まわりにはイトトンボがたくさん飛んでいました。こういうのを眺めるのは好き。
 もう少しするとホタルも舞うようになる。



11:00
 那須に家があるとは言っても、こういう状況なので観光スポットに立ち寄るのは少しはばかられる。だから今日は自宅近くで買い込んだ昼食をいただき、そのままあちこち
ドライブして帰ることにします。

 

 そして最初にやってきたのは鳥の目街道沿いにあるギャラリーバーン、こちらはアート関連のレンタルスペースです。那須に行ったら必ずと言ってよいほど訪れる。
 ちなみにこの日は平日だったこともあって、ほかにお客様はいませんでした。



 この時期は恒例の「春のバードハウス展」を開催中でした。これはオーナーの清野さんが制作したアーティスティックな巣箱を展示販売するという企画で、けっこうな数の
オリジナル巣箱が立ち並ぶ。
 下段はペーパークラフトのリアルな家、こちらはけっこうな人気商品で東京都内でも販売されているそうです。

 

 うーんいい感じ、これなら小鳥も住みたくなるでしょう。
 こちらに展示してあるものは実用性があって、ちゃんと鳥が住み着きます。我家でも実証済みです。

 

 ナンバープレート・・・、のような巣箱。そしていちばん気に入ったのがバスの形をした巣箱、但しこちらはすでに売約済み。




 あとは最近力を入れているオートマタも結構な数を展示していた。

 

 基本はこんな感じです。下のクランクをカタカタ回せば、鳥がパタパタ羽ばたく。

 

 こちらはクジラが泳ぎ、プロペラが回る。豚やコウモリも空を飛ぶ。動きがとてもユーモラス。
 このシリーズですが、実用性とコストパフォーマンスが高く、人気商品なのも良く分かる。

 あとはコーヒーをいただきながら、昨今の状況についていろいろお話をする。
 この日は平日だったこともあって那須はとても静かでした。もちろんこの状況だからゴールデンウイークから夏のレジャーシーズンに至るまで、観光という意味での見通しは
明るくない。ワクチン接種が済んでコロナの影響がなくなるまで、少なくとも来年の春ぐらいまでかかるのではという見通し。だからここしばらくは計画されたイベントなども
ほとんどない。
 そのほか、この地区では感染者がほとんど出ていないということや、ワクチン接種は順調にすすんでいるとか、いろいろ話としては出てきた。
 自分としては、やっぱり中国で新型コロナが猛威をふるいはじめたとき、「日本は水際対策が万全だから大丈夫」だなんていって、実際には中国からの観光客を無制限に
受け入れていたあたりから、ボタンの掛け違いは始まっていたんだろうなと思う。go to もむしろ逆効果だったような気がする。
 見通せなかったのだから、仕方ないでは済まされない現実がある。こうなってしまうことを予想していた人は少なくないのに、その人たちに耳を貸さず、いまだ希望的観測で
政策を推し進めていることにやはり疑問を感じます。





 実際、那須というと様々な景勝地やアミューズメントがたくさんあって、いろいろ遊べるみたいなイメージがあるけれど、明治時代の開拓以前は、原野のひろがる人の住まない
ところでした。
 そして明治時代になって開拓がはじまり、那須疎水が引かれて広大な耕地がつくられたなんてことはブラタモリなんかでも紹介されていたな。そして政府の要人がこの地で
農場を経営するようになって、避暑地・観光地として認知されるようになったわけです。
 実際、火山の麓の荒れた土地を開拓するのは大変なことだったらしい。ごろごろしている火山岩を取り除き、水を引き入れる。それが何年も続いたそうです。



 ちょうど水田に水が入り、苗が植えられたところ。



 風に牧草がなびく姿も美しい。



 別にアミューズメント施設に行かなくても、こういう広い水田や牧場の風景を眺めているだけでも楽しい。



 

 こちらは要金寺、箒川のすぐそばの集落にある。開山は平安時代という歴史あるお寺です。
 箒川もしばしば洪水を引き起こし、こちらのお寺も別なところから移築されてきたようです。背後の山には箒根神社という同時代に建立された神社と城跡もあり、観光ガイドにこそ
載っていないけれど、このあたりはお散歩ファンとしては外せないところです。 (那須塩原市金沢)



 満開の藤棚と目心観音、観音様の前の小箱にお賽銭を入れるときれいな鈴の音がします。

 

 それほど大きなお寺ではないけれど、池のある庭園は見応えがある。



 左手の坂を上ってゆくのと奥之院があるのですが、この景色がなんともしっとりとして良い感じです。





12:45
ここから20kmほど離れた八方ヶ原へ向かいます。



 この季節は広葉樹の原生林のあちこちにツツジの花がさいていてとてもきれい。この林道をドライブするならこの季節かもしくは紅葉の時期です。
 最長付近には休憩施設や牧場があるのですが、知られた観光スポットなので今回は遠慮しました。



 最寄りの駐車場から歩いて10分ほど、那須では今新緑の美しい時期です。



 やってきたのは「おしらじの滝」、山中の少しミステリアスな感じのするところなのですが、少し訪れるタイミングが難しい。滝が青い滝つぼに落ちる様は、雨がしっかりと
降った翌日のお昼までしか見られない。
 この日も前日雨だったので大丈夫かな?と思って行ったのだけど、滝はちょろちょろ状態でした。ここを訪れたのは3回目、未だにその魅惑的な姿を見ることはできて
いない。




 ということで那須のドライブは終了です。
 また庭の草が伸びるころになったら、また別の場所に行ってみようかな。



2021.05
camera: Canon Powershot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10







那珂川




2021.06.11 FRI 天気:曇りのち晴れ
8:00
 那須にやってくるのは一月ぶり、その第一の目的は草刈りです。もうこの季節だと、一ヶ月も放置すれば大変なことになってしまう。



 行ってみたら、家の西側の小川付近はもう完全にジャングル状態でした。そして電動草刈り機を振り回すこと2時間半、やっとひととおりきれいになった。
但し翌日はちょっとだけ筋肉痛になった。
 夜になれば、ここにもホタルが舞っている頃なのですが、残念ながら今回も日帰りの予定です。



 草刈りの最中、こんなに立派なカブトムシ君に遭遇した。こんにちはとあいさつしてみたが、かなりお怒りの様子だったのでそのまま退散する。
 まわりはクヌギなどの天然林が多いので、キジとか野ウサギとかも含めて、けっこういろんな生き物を見ることができる。



 がんばって草刈りもしたし、帰りは少しだけ涼しいところをドライブして帰ることにする。まあこういう状況だし、いくら別荘があるからと言っても、接触は
できるだけ避けて日帰りするというのが、我が家の方針です。
 それも、少なくともワクチン接種が済むまではと考えているのですが、いつになったら接種を受けられるんだろ? 自分の住んでいるところでは、いつから
接種券が郵送されるのかも知らされていない。準備期間は1年以上あったはずなのにな?





12:15
 ということで、やってきたのはいつものギャラリーバーンです。



 こちらは那須の観光の中心地から少し離れたところにあるレンタルギャラリー。基本は作品を展示したいとか販売したいという人のための施設なのですが、
現在は企画展などは行われておらず、オーナーの清野さんの作品が主に展示されています。



 こちらはギャラリーのエントランス。
 オリジナルの巣箱と、可愛い粘土の動物たち。ちなみに巣箱の方はちゃんと計算されていて本当に野鳥が入って巣をつくる。



 粘土でできた動物たちは現在増殖中で、特に鳥の仲間はずらりと200以上は並んでます。これ一人で10とか20とか、まとめて買ってゆく人がいるんだって。
1つ400円で我が家にも20ぐらいいるんじゃないかな?  もちろんこちらも清野さんのオリジナル作品です。






 新しく展示されていたのがこちらの立体的なコラージュ作品です。(1つ8000円ぐらい)
 一月前にここを訪れたときには、まだこんなのなかったな。

 

  

 脇を見たら完成直前のものがまだ10個ほどあった。
 センスの良さが光るね。箱や写真、その他雑多なものを大量にストックしておいて、組み合わせてゆくんだそうです。こういうものってある意味、材料そのものが
表現できる作品の幅を決めてしまうので、どれだけ素材を集められるかが勝負になる。
 自分の場合にもかなり多種類の素材をストックしているのですが、4.5畳の自室はスペース的にもう限界状態。だからちょっとうらやましい。



 あとはコーヒーなどをいただきながら、作品の制作や人形、その他、様々な話題で時間を過ごします。
 こういう状況なので、那須は観光客も少なく、閉めちゃっているお店も多いんだけど、一方で都心方面からこちらに移住するような人は増えているみたい。
基本的にこのあたりは田舎なので、特別なことをしない限りは、不安なく生活できるってことなんだと思う。
 オリンピックは何が何でもやるって感じで準備がすすんでいるみたいだけど、本当にそれでOKなのか? go to同様、それがきっかけで、またまた感染が
拡大してしまわないか、やっぱり不安です。
 いずれにせよ、那須がまた活気を持って観光客を受け入れるようになるのは、まだまだ先のことになりそう感じだな。



13:05
 周辺のドライブコースというと、標高の高い那須高原の上の方を巡るのがメインだけど、那珂川のあたりから更に東の山間を抜けるコースもなかなか良い。



 只今国道294号線を南下中です。
 田植えが終わった田んぼがまぶしい、延々と続く水田の景色って奇麗なんだよな。




 ここは寒井南部菜の花畑と呼ばれるところです。
 このあたりはところどころにこういったお花畑がつくられている。季節や場所によってその種類も様々、ポピーのほかにも菜の花だったり、コスモスだったりいろいろ。
こういうのって嬉しいね。







13:45
 大田原市の黒羽に到着です。ここは元城下町で水運の発達していた場所。今は少しさびれた感じもあるけれど、お散歩していて楽しいところです。

 

 やってきたのは黒羽の高岩公園、火野正平の「とうちゃこ旅」に出てきたお手紙の場所です。
  ここには高岩神社と波切不動尊があり、五穀豊穣や那珂川を通る船頭さんの無事息災を祈願したというところです。波切不動尊の方は削られた崖の上に
あって、いつ落ちてくるか、ちょっと心配になりそうなところに建っている。



 那珂川に突き出した高さ10m近い1枚岩が高岩です。



 それほど高くないけど、上から見るとそれなりに迫力がある。
 下では何人もの漁師さんたちがアユ釣りをしています。
 そよぐ風が涼しく、避暑には良いところです。でもそれほど知名度があるわけでもなく、他の人と出会ったことはほとんどないです。



 今このあたりで子供たちを見かけることは多くないけど、昔は夏休みともなれば、このあたりにたくさんの子供たちが集まって遊んでいたんだろうなあ・・・。
そう思わせるような場所です。「お手紙の場所」に選ばれるのも分かります。




 鮎釣り見てたら、鮎が食べたくなった。
 那珂川河畔には塩焼き天然アユを売っているところがあるので、少しお土産に買いました。







 那珂川に並行する国道294号線は東北方面に向かう古道で、沿道には様々な遺跡が残っています。
 とても静かなところなんだけど、歴史はものすごく古い。そもそもこの道は律令の時代に整備された東山道だった。



 ここもその遺跡の一つで銭室塚古墳、二段構成の円墳で直径は26メートル。
 古墳見て興奮することは少ないけど、ここはいい。田んぼの真ん中にあって、なかなか画になる古墳です。


 

 ちょっと寄り道して山間に入ってゆくこと10分、須佐木という地区にある渡邊酒造さんにたどり着いた。
 那珂川の鮎が手に入ったら、やっぱり地元のお酒でしょ、という訳です。



15:15
 このあたりは大田原の中心街や黒羽の旧城下町から結構離れた山間なんだけど、訪れる人は多めです。というのもちょっと有名なお寺があるからです。



 こちらがその雲厳寺(うんがんじ)、禅宗の四大道場の一つとされるところです。このあたりではいちばん有名なスポット、JR東日本のCMでは吉永小百合さんが
訪れて撮影したというところです。
 このしっとりとした景色がいいね。



 ここはCMにも取り上げられた場所なんだけど、実は僧侶の修行の場であって、観光客のためのサービスなどはありません。
 但しその分、どこにも隙がなく、何もかもが研ぎ澄まされている感じです。境内を一周するだけで、何か心が洗われるような思いがします。つい歩きながらいろんなこと考えちゃう。



 境内はもちろんですが、背後の山も含めてとても神聖な感じのするところです。またぜひ訪れてみたい。




 帰りはちょっとだけ渋滞したけど、無事に我が家に到着。
 旅の土産は那珂川の鮎、そして渡邊酒造で買った旭興の生酒。往復6時間以上運転して、汗かきながら草刈りして、このぐらいの贅沢は多分許されると思う。





2021.06
camera: Canon Powershot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10











沼原湿原



2021.07.17 SAT 天気:晴れ
8:00
 早起きして那須高原にある別荘の草刈りに出かけた。春から秋は月に一度は草刈りしないと大変なことになる。
 もちろん草刈りだけでは時間もお金ももったいないので、興味のあるところには立ち寄りたいところだけど、さすがにこのような状況なので、人の多く集まるところは避けるつもりです。
 ということで、自宅を出発する際には近所のコンビニで朝と昼の食事は買い込んでいった。



 3時間かけて那須にたどりつく。もう家のまわりはこんな感じ。森の中の小さな家って感じです。緑があふれているというか、花などなくてもとってもきれい。
 このあと2時間かけて電動草刈り機を振り回して下草を刈る、翌日は筋肉痛になることもあるので、けっこうな重労働なのかも。下界より気温が5℃ほど低いはずなんだけど、やっぱり
作業をすれば汗をかきます。


hitomi (TBLeague s45 ヘッドをリメイク 26cm 2021 )

 敷地内を流れる小川が、木漏れ日を反射してきれい。
 モデルは先日、手を加えたTBLeague のアクションフィギュア s45 ですが、やっぱり普段着が似合う。



11:40
 シャワーを浴びたところでまだ午前11時、せっかくなのでちょっとお出かけします。
 やってきたのはいつものギャラリーバーンです。

 

 基本は作品を展示したいとか販売したいという人のための施設なのですが、このような状況なので、今はオーナーの清野さんの作品が主に展示されています。題して「ボックスアート展」です。
 本館横のガレージには清野さんのつくった巣箱が4つばかり取り付けられているのだけど、スズメが出入りしていた。可愛い。




 ペーパークラフトの蒸気機関車や家といったヒット作など、清野さんのこれまでの作品がずらりと並んでいる。




 これがそのボックスアートです。
 前回もいくつか作品が並んでいたけど、今回はもっと数が増えていた。おおむねA4サイズの箱の中に、清野氏のイメージした空間がひろがる。


 


 


 

 このシリーズはこれまでの作品群のなかでも、最も優れたものではないかと思う。その構成やテクニックは自分としても、ものすごく参考になります。
 アートとしてはもちろんのこと、お部屋のインテリアとして考えてもレベルは高い。このなかのいくつかは販売されていているので、興味のある方は、まずはギャラリーバーンのHPから
訪れてみてはいかがかと思います。(一つ8000円ぐらい)




 次のシリーズの制作もすでにすすんでいて、今度はレトロな看板なんだそうです。

 そしてこのあとはいつもの通りアイスコーヒーなどいただきながらしばしの歓談です。
 那須は今、至って静かです。土曜日にやってきたのだけど、車の通行量もものすごく少ない。いつもだと中心街の交差点は渋滞するが、今はすんなり。閉まっているお店も多数、
予定されているイベントも皆無に等しい。この状況下から那須が抜け出せるのは来年の春以降だね、というのがここにいた人間の見解です。
 厳しいよ、本当に。







13:10
 那須高原とはいえ、さすがに日中はそれなりに暑いので、更に標高の高いところにやってきました。
 訪れる人がそれほど多くなく、景色が良いということで思い当たったのがこの沼原湿原(沼ッ原湿原)です。実際、(温泉地近くの滝や緑地は結構混雑していた)



 ここは標高1,230mあたりにあってニッコウキスゲやヒオウギアヤメなど、約230種類の高山植物が見られるところです。



 時期的なものなのか、たまたまなのかは分かりませんが、今満開という植物はありませんでした。でも青い空と緑いっぱいの湿原だけでも見応え十分。那須連山を正面に見る
この景色はやってくる価値十分だと思います。





16:10
 沼原湿原を散策した後、この日は久しぶりに殻々工房を訪ねてみることにした。もうすでに半年振りになるかな。
 ふだんはけっこう用心深く、繁華街など絶対に行かないし、そもそも最近では外食などほとんどしていないような生活をしています。でもワクチン接種も終わったし、そろそろ安心
できるところなら行ってみても良いかななんて思ったりもする。



 こちらは那須で一押しのバー&ギャラリーで、現在は染色家の高久加奈子さんの作品展を開催していました。もちろん食事とお酒も楽しみです。

 

 こういう状況ではありますが、こちらについて言えば感染対策は万全、一組ずつに分かれたテラス席もある。早いうちに入店すればリスクなど気にすることもないと考えました。
 開店早々の午後4時に一番乗りで訪れた。するとすぐに更に2組、みんな考えることは同じだね。

 今飲んでいるのはモスコミュールのクラシックタイプでライムがたくさん入っている。凍り付いたマグカップで供されるのですが実に夏向けで心地良い。まるで青い空の下、ビーチの
スタンドバーで飲んでいる気分になる。
 食べているのは豚バラと煮卵の煮込みと、奥にあるのは鶏の炭火焼きです。お酒も良いけど、お料理も最高に美味しい。
 とても暑い日だったので、最後のオーダーも「ラムをタンサンで割ってください、銘柄はお任せで」とお願いしたら、マウントゲイというバルバドス島産のラムが出てきた。
「ジェームズボンドがバハマのホテルでオーダーしたものです」  ものすごくドライで切れが良い、まだまだ蒸し暑い夕刻に飲むにはぴったりだと思った。
 実はこのカクテルはメニューにはない。その時の状況でこういうものをさっと出せるのは、さすがだと思った。

 新型コロナの影響で全く元気のない那須だけど、自分が応援したいところについては皆さん頑張っているようで安心しました。もちろんものすごく大変なんだろうとは思うけど。





2021.07.18 SUN 天気:晴れ
8:00
 翌日は3時半には目が覚めた。そりゃそうだ、4時に夕食で6時過ぎにはもううとうとしてたんだから。
 4時を回ると少しずつ明るくなってくるので、あたりをお散歩します。

 

 観光地ではあるけれど、あとは森と田んぼが広がっているというのが那須のごく普通の風景です。
 道の脇にはこういった巨大な岩が残っている。これらは那須連山が噴火したときにもたらされたもので、昔はこんなものがたくさん転がっていたらしい。それを一つ一つ人力で移動して、
今の田んぼや畑がつくられたと聞いています。





7:40
 道の駅などにはまだ寄るつもりもないので、そのまま帰ることにする。
 ただ最寄りのICにすぐ入るのでなく、2つ先のICまで景色の良いところを選んでドライブです。



 那須塩原から矢板方面へ、箒川のあたりはいわゆる「何もないところ」。
 でも風になびく稲だけの景色は本当に美しいと思う。最近のお気に入りの風景です。




 ここは要金寺という千年近い歴史のあるお寺です。
 正面の観音像にお賽銭を入れるときれいな鈴の音が響きます。



 三密がどうしたこうしたはここでは無縁。
  ここも特別な観光地でも何でもないのだけど、心が落ち着くものすごく素敵な場所です。



 みんな頑張っている、自分も頑張んなくちゃ・・・。
 なんとなくそう思った。





2021.07
camera: Canon Powershot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10











那須温泉神社



2021.08.20 FRI 天気:晴れ
4:50
 思いがけず急に天候が回復したので那須に行くことにしました。
 目的は今回も庭の草刈り、何もせずに放置していると大変なことになってしまうので、いくら自粛と言われてもこれだけは外せない。



 夜明け前に自宅を出発、草刈りだけならそんなに早く出発する必要もないけれど、せっかくなので行き帰りぐらいはドライブを楽しみたいと思っています。
 夜明けを迎えて、雲一つない空。昨日までの大雨が嘘のようです。



7:50
 3時間かけて別荘に到着です。
 一ヶ月以上放置していた割には雑草の成長は思ったほどでない。この8月は本当に雨ばかりだったから、日照不足で雑草の育ちも悪かったのだと
思う。



 一方で湿度は思いがけず高い、いくら高原でいくらか平地より気温が低いとはいえ、電動草刈り機を振り回すとさすがに汗をかく。
 ひととおり草刈りが終わってシャワーを浴びたら10:00過ぎ、ここから先はいよいよお楽しみの時間帯です。





10:20
 昨日までの天気からは、想像もつかないような良い天気。
 向かう先はもちろん蒸し暑い下界でなく、標高1000mを越える天空です。



 まずは那須岳の麓の大丸駐車場を目指します。
 夏休みなんだけど交通量は少ない。普通なら稼ぎ時ということで、どのお店も飾り立ててお迎えの体制を整えている時期ですが、今年も
そういう華やいだ感じが通りからは感じられません。



 最初にやってきたのは那須温泉神社です。 本当に空が青い。空気も澄んでいる。
  夏の観光シーズンは、近くの県営駐車場も混雑していて留めるのも大変なんだけど、やっぱり空いている。ここまでやってくると三密とは無縁なんだけどな。



  那須温泉神社は1200年ほど前の創建と伝えられるほど古い歴史があり、あの那須与一が鳥居や社殿を奉納したと伝えられています。
 日本人ていうのは、そんな昔から温泉が好きだったんだ。





 こちらは近くにある殺生石という名勝。小規模な火山の噴出口があり、あたりに硫黄の匂いが立ち込める。



 ここにやってくると、やはりこの千体地蔵が訪れる者の目を引く。 お地蔵様のお顔がどうしたというのでなく、やはりこの空間の持つ迫力がすごい。







 那須の景観を一望するのなら、やっぱり那須岳に登るのが一番良いでしょう。
 でも那須岳を含む那須の景観を眺めるだけなら、その手前の那須岳展望台あたりも結構良い。まず密になることはないし、無料駐車場やトイレもある。
やっぱり画のように二人でやってくるのが良いかも。(恋人の聖地にも登録されている) 



  湿度の高い夏は、日中、海風が入ってくるとどうしても景色は白くかすみがちになるので、早い時間帯をおすすめします。


ikumi (オリジナルヘッド + TBLeague s24Aボディ 27cm 2018 )





11:30
 下界に下りてきた。やってきたのはいつものギャラリーバーンです。



 こちらの基本は、自らの作品を展示したいとか販売したいという人のためのレンタルギャラリーなんだけど、現在の企画展はなし。
 ということで、今は常設展としてオーナーの清野さんの作品が展示されています。

 

 今あちこちで売れているというボックスアート。様々な雑品を用いて作られているのですが、この組み合わせの妙ともいえる完成度の高さがすばらしい。
 前回もいくつか作品が並んでいたけど、今回はまた別なものが展示されたり、同じ作品でもまた新たに手が加えられていたりしてました。 身近に展示できる
アートとしてのセンスの良さはもちろんですが、表面処理をするとか、色を塗るといったごくごく基本的な部分でのテクニックがとても参考になります。



 これは少し大きめの作品、大人っぽい落ち着きのある作品で、今回の自分の一押しです。



 前回訪れたときには、まだ制作中だった作品が完成して展示されていました。



 こちらはベニヤ板に直接色を塗って昔のホーロー製の看板に仕立てた作品です。デザイン的には大昔のアメリカの雑誌に掲載されていた広告を
参考にして仕上げてあるということです。
 このあとこれにどういう演出がなされてゆくのか、ちょっと楽しみです。





 組作品として展示したいもののほかに、こういった単品でも見応えのある作品もある。緻密で写実的な描写がすごいかも。

 

 こちらはベニヤ板に描かれた作品、90cm×60cmぐらいはあるかな。清野さんの作品としてはかなり大きい。
 今回はジェームスディーンとオードリーヘップバーンだけだったけど、また何か新しいシリーズでも始めるのかな?


 ひととおり作品の見学をさせていただいた後は、アイスコーヒーなどいただきながら最近の那須の状況などが話題になります。
  ここしばらくの感染拡大はこれまでにない勢いで広がっていて、那須の田舎にあってもそれは例外でないこと。そしてその結果、予定されていた
秋のイベントも軒並み中止や延期になっているということ・・・。
 周囲の現実に目をやると話題としては暗いものばかり。 那須の観光というのは、基本的に冬場はないに等しいから(もともと休業するところも多い)、
紅葉シーズンがダメになると営業再開は次の春を待たなければいけない。
 はたしてあと9ヶ月、どれだけのお店や宿泊施設、美術館などが生き残ることができるのか・・・、もう切実な問題です。





 そんな暗い話題で盛り上がって(下がって)いたときにやってきたのが別なお客様、何でも昔「ともしび」という歌声喫茶で演奏されていた方だとか。
 記憶によれば「ともしび」って確か歌声喫茶発祥の地として有名なお店ですよね。
  清野さんがお願いしたら、ピアノで3曲ほど演奏して下さいました。 ピアノの音が心地良くギャラリーに広がる。 何かいいな、NHKの駅ピアノの名演を生で聞いている感じ。
沁みます。やっぱりここに立ち寄って良かった。





13:20
 お昼ご飯を食べにやってきたのは東那須野公園の小高い丘です。



  ここもまた桜やスイセンで有名なところなんだけど、この時期の昼下がりには誰もいない。(東那須野公園)
 夏休みだから子供たちが虫取りしていてもおかしくないんだけどな・・・。出ちゃだめって言われてるのかな?



 丘の下から上昇気流が駆け上がり、草が波打つ。
 カメラのシャッターチャンスとしては、本日のベストタイミングです。



 今日は早いうちに神奈川に戻るつもり、あとは最近ご無沙汰しているところを巡って、最後にちょっとだけお土産を買うことができたらいいかな?
 そう思って、大田原の佐久山を目指すことにした。



 大田原の南側こは広大な水田がひろがっていて、豊富な湧水があちこちからあふれ出るようなところです。こちらも小さな神社の近くにある遊水地で、
糸魚(イトヨ)の繁殖地として知られるところ。
 水がとても冷たい。那須連山の降水が何kmも地面の下を通って濾過され、このあたりから染み出しているというわけです。



 ここに至っては、まあ観光客が訪れるのは本当に希だろうな。
 でも 何よりこの何の変哲もない、ありふれた水田の風景が素晴らしい。




 今回のお土産です。

  

 那須温泉神社のお守り、「健康でありますように、そして願いが叶いますように」
 佐久山の和気精肉店のメンチカツ、こちらは近隣でも知られる名店で、ここだけはいつ行っても少し混んでる。
 最後も佐久山の小島屋という和菓子屋さんで買った和菓子です。ご年配のご主人がつくっておられるようですが、とっても美味しい。1日でも
長く作り続けてほしいなって思います。



2021.08
camera: Canon Powershot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10





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